旅を楽しむうえで、みなさんは移動の間どのようなことをされているだろうか。電車ならスマホを触る、新聞や本を読む、景色を眺める、音楽を聴く…。一方で、クルマで移動する場合は景色や音楽を楽しむのももちろんいいが、できればその間は快適に、楽しく移動できるクルマであるほうが、さらに旅は楽しくなるだろう。 今回、旅予約ドットコムは「JAIA(日本自動車輸入組合)」の同乗体験試乗に参加することができた。輸入車の未来や輸入車らしさを感じられる最新モデルに触れることができるというまたとない機会である。 最終回となる今日はドイツの自動車メーカー「メルセデス・ベンツ」の中から、日本でも大人気の「Cクラス」である。ただ、今回の同乗試乗は公道での試乗ではなく、特設コースにおける試乗であった。 ご存知のように、近頃様々なメーカーで先進技術を搭載したクルマが多数販売されている。メルセデスも早くから、様々な新しい技術を投入し、すでに日本で販売されているクルマにも搭載している。その一部を今回の試乗では体験するために、特設コースが用意されたわけだ。 まずは「ディストロニック・プラス」である。これは一言で言ってしまえば「前車追従装置」とでも表現しようか。基本的には車速を一定に保つ「クルーズコントロール」を作動させたときに、前車との車間距離を一定に保ち(車間距離の幅も調整可能)、前車に追従する機能である。例えば、自車が60km/hでクルーズコントロールをセットして走行中、前車が50km/h走行だったとする。これまでのクルーズコントロールでは自分で速度調整をする必要があった。しかし、ディストロニック・プラスでは前車と自車との車間距離をレーダーで把握し、自動でブレーキをかけて、前車と同じ速度で追従するのである。 そして、前車が停止すれば、滑らかに自動でブレーキがかかり、自車も完全停止する。 といっても、ここまでは実はすでに多くのメーカーでも採用されている機構である。今回のCクラスにはステアリングアシスト機能まで採用されていたのが驚くべきところだ。まず、白線を認識し、白線からはみ出ないようにステアリングが自動的にアシストをする。ただ、これは手放し運転をしてはならない。手放し運転をするとこのシステムは解除されてしまう。あくまでも、アシスト機構であるわけだ。 さらに驚いたのは白線がなくても、前車に完全に追従しながらステアリングをアシストするところだ。もう、本当に自動運転はそこまで来ているのだと実感するシステムであった。 次に「アクティブパーキングアシスト」という機能だ。これは自動で駐車をしてくれる機能である。並列・縦列共に対応しており、運転の苦手な方には便利な機能かもしれないが、個人的にはこのシステムを使うより自分で操作したほうが明らかに早いように感じた。 旅を快適に楽しむにはこのようなシステムが搭載されたクルマだとぜひうれしいと感じた。ディストロニック・プラスは高速道路はもちろん、渋滞時にもドライバーの疲労負担は明らかに軽減されると思われる。筆者自身も旅を共にするのはこの「Cクラス」をぜひ相棒にしたいと感じたひとりである。
主要諸元(メルセデス・ベンツ C200ステーションワゴン アバンギャルド) 全長×全幅×全高:4,705×1,810×1,450mm 車両重量:1,600kg エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ 排気量:1,991cc 最高出力:135kW(184PS)/5,500rpm 最大トルク:300Nm(30.6kgm)/1,200~4,000rpm メーカー希望小売価格:559万円(消費税込み) 公式サイト: http://www.mercedes-benz.co.jp/content/japan/mpc/mpc_japan_website/ja/home_mpc/passengercars/home/new_cars/models/c-class/s205.flash.html
お得な情報満載のメールマガジンにぜひご登録を! メルマガ会員だけにいち早く激安ツアー情報を教えちゃいます♪