ビー・エム・ダブリュー株式会社は、プレミアム・ミドル・クラスSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)「BMW X3 (エックス・スリー)」のラインアップに、電気自動車「BMW iX3(アイエックススリー)」を追加し、全国のBMW正規ディーラーにおいて、2021年11月4日より販売を開始すると発表した。納車は、本年11月以降を予定している。
BMW X3はプレミアム・ミドル・クラスのSAVとして、人気を博している。オフロードの走破性を極めたSUVの機能に、BMWらしい「駆けぬける歓び」を堪能できるよう、スポーツ・モデルに引けを取らない、俊敏なスポーツ走行も可能とするモデルである。今回、ラインアップに加わるBMW iX3は、1回の充電で長距離走行を可能とした電気自動車であり、フル充電にて460kmの走行が可能*なモデルである。
*: ヨーロッパにおけるWLTPテスト・サイクルにおいて
安全機能・運転支援システムにおいても、BMW iX3は、最新世代となっている。他のミドル・クラス以上のBMWモデル同様に、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備となり、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。
コネクティビティにおいても、BMW iX3の優位性は高く、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。Apple CarPlayへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。
また、車両のキーを持たずとも、iPhoneをドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、エンジンの始動も可能である。
BMW iX3は、BMW X3をベースに、随所に電気自動車であることを主張するデザイン・エレメントを採用している。BMWロゴのまわり、BMWの特徴的なキドニー・グリルのまわり、リヤ・スポイラーの一部、スアート/ストップ・ボタン、シフト・ノブのまわり等を、青色とし、通常のBMW X3とは異なる存在であることを、主張している。
BMW iX3には、最新の充電テクノロジーが採用されており、対応する急速充電器では、最大80 kWでの充電が可能であり、自宅や公共の普通充電の設備では最大9.6 kWでの充電が可能である。80kWの急速充電利用時は、僅か70分以内で約80%までの充電が完了し、僅か10分の急速充電では、約80kmもの航続可能距離を伸ばすことも可能である。普通充電においては、一晩(約8時間)で、0から100%の状態まで、充電することが可能となっている。
車両本体価格 (消費税10%込)
BMW iX3 M Sport:8,620,000円