7月4日退院後、7月27日に劣化していた「低ダストブレーキパッド」(3月17日筑波サーキットのサーキット・トライアル に参加した時ブレーキの利きが純正のブレーキに比べ利きが悪いのでブレーキパッドの交換を決意したのですが・・・ 「低ダストブレーキパッド」はまだ純正から交換してまだ1か月しかたっておらずパッドの厚みもまだ十分あったのですが実際交換を決意してよかったです・・・あのような状態になっているとは思っていなかったのですが・・・) をスポーツタイプのブレーキパッドに交換し(純正のブレーキパッドを見ていただき特別に作っていただいたのですが) 8月10日車高調(F-Cantronic (Generation II))を取り付けてもらい、さる8月25日筑波サーキットの「DUNLOP杯4戦」 に交換した効果の確認を兼ねて参加させていただきました 結論から書きますとブレーキパッドの交換の効果は抜群でした 下の図面は筑波サーキットのコース図なのですが 赤い文字で書かれているAからEが私の目標とするブレーキポイントの位置でそれぞれそのさきのコーナーの入り口に行くまでに私の目標の減速スピードは、Aは70~80キロ、Bが50~60、Cが100前後、Dが70~80、Eが100~120キロの予定でしたが大体みんなフルブレーキなのですがバックストレートのEはフルブレーキでレバーを押すと(身体障害者用の自動車運転装置のひとつ手動装置はアクセルは手前に引き、ブレーキは前に押すのですが使ったことがある人はわかると思いますが足と違って微妙な加減が難しく,大抵足に比べて手は強く作動させやすくなりがちで)ブレーキによってブレーキポイント(他の地点もブレーキによってブレーキポイントが違ってくるのですが・・・腕の差も大いにありますが・・・) 制動スピード、距離が全然違ってきます 純正や低ダストブレーキパッドではエンジンのパワーに比べ制動能力が貧弱すぎて2月17日(純正パッド)、3月17日 (低ダストパッド)のトライアルでははっきり言って他の車に比べてブレーキポイントがコーナーよりかなり手前だったのですが、今回のブレーキパッドはかなり利きが良く、他の車と同じポイントでブレーキできるどころかバックストレートのEでは利きが良すぎてコーナー入口のスピードが最初は50キロまで下がってしまいあわてて手動装置のレバーを手前に引きスピードを上げていくといったような始末でどんどん走るうちにE地点はブレーキポイントがどんどん奥に変わっていきました 今回のブレーキパッドの制動能力に気を良くし(他の車との間隔等もあり常にフルブレーキングできた訳ではないですが)どんどんブレーキポイントが奥になりコーナースピードも思っていたスピードの上限で入り走っていけば夢の(私の身体障害者仕様の車)一桁台で周れるのではと甘い考えが頭をよぎったのですが・・・ 世の中そう甘くはありません ブレーキパッドを交換しただけでは一桁台を記録するのはとても無理だと痛感させられました 動画を見ていただければわかると思いますが2ROUND目の途中からタイヤがコーナーごとに滑り出し、手動装置のレバーもブレーキ側が段々軽くなっていっているのがわかりました 結果恐怖の「フェード・ヴェイパーロック現象」を体験することになってしまいました
原因は筑波サーキットの専門家やクラブの責任者の稲山さんの話だとブレーキパッドの利きが良すぎてローター等ブレーキ部品がかなりの熱を持ちなおかつフロント過重でフロントブレーキに負担がかかりすぎローター、ブレーキパッド等部品がかなり高温になりブレーキフルードもその熱の影響を受け高温になりエアーをかんでしまいフェードが起きてしまったとの事 実際ブレーキレバーがスカスカで全然効かず5キロ(ヘッドアップディスプレイで表示されていたスピードによると)でとろとろ走行したままシフトレバーをPにしても変速ショック等何も無くそのままとろとろ5キロで走行し止まろうとせずサーキットの人に無理やり止めてもらったのです(そのあとすぐエンジンを切りしばらく冷やしていたら自然に治りました ( ̄Д)=3) 対策としてはフロントブレーキに比べリアブレーキが弱いのでリアブレーキも4ピストンのキャリパーに交換しローターも ドリルドタイプやスリットタイプ等の冷却効果のあるローターに変更し(S7のオプションになっているセラミックブレーキを着けていればこのようなことにはならなかったのかもしれませんが・・・諭吉様が124人必要な代物なのでとても・・・しかし前述の対策をしたらそれくらいの値段になってしまうかも・・・)ブレーキフルードもDOT.4(外車はDOT.4が標準です、サーキット走行時もS7にはDOT.4を入れてました)のスポーツタイプのブレーキフルードに変える等最低しなければこの2.5トンの重量級のデブカーをトラブルなくまともに走らせるのは無理では・・・ このフェード・ヴェイパーロック現象のおかげでサーキットのフェンスのところどころにでっぱているゴムみたいな物に掠りまた砂利で車速を下げたので左前輪のタイヤの内部がぼろぼろになりパンク、左側の前・後輪のアルミホイールも傷だらけになってしまい、リアバンパーとリア上部パネルの板金・塗装と修理代が・・・ <("0")>
ただ今回収穫だったのはブレーキパッドです純正や低ダストブレーキパッドと違い他のブレーキ部品さえ(後輪)スポーツタイプに変えればあのデブカーを簡単に止める力があるのがわかったので、ただそれ以前に修理それからの話で・・・それも諭吉先生が不在の我が家ではいつになる事やら・・・ ヽ(  ̄д ̄;)ノ
ただZONEのブレーキパッドはすごいですパッドとローターの当たりつけがきちんと接触し、つけたばかりの頃は他のブレーキパッドと同じでブレーキレバーをソフトに扱えばスッと止まっていたのが今ではかなり慎重にジンワリとブレーキレバーを扱わなければカクッンと止まってしまいます 遊びが少なく制動距離が純正や低ダストブレーキパッドとは全然違いかなり短いです 筑波サーキットのバックストレートのEのブレーキングポイントでは低ダストブレーキの時は他の車に比べかなり手前でフルブレーキしないとコナーに入れない(コースアウトしてしまう)のでせっかく直線で抜いたのにブレーキンポイントがあまりに手前なのでコーナー入口で抜き返され悔しい思いをしたのですがZONEのブレーキパッドは低ダストブレーキパッドより20メートルは奥までブレーキをかけるのを我慢できます(ブレーキ製品がそろえばもっと奥にブレーキポイントを設定しコーナー入口までの制動距離を短くできるかもしれません 諭吉先生さえおられたら光明が、希望の光が・・・
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