初めて油そばなるものを食べた。
写真は先にツイッターへ投稿。
http://yfrog.com/ki13624479j
見た目はツユ無しのラーメン。
こんなもの何がウマイのだろうと半信半疑ながらも、お店の指示通りに酢とラー油を2周ザッと回しがけ、かき混ぜて食す。
一口食べて、ほう、なるほどと思った。
スープがないからどうしても麺がメインとなる。
主役の麺は、普通のラーメンよりのだいぶ太くて腰が強い。
麺の気持ち良い食感を味わいたくて、どんどん箸が進む。
酢を2周回しがけるとキツイんじゃないかと思ったが、丼の底の油と、ラー油とが絡まって絶妙な味となっていた。
思うに、これを作った人は麺が好きで好きでしょうがない人なのではないだろうか。
日本の麺の食べ方(ざる蕎麦、かけ蕎麦、ざるうどん、すうどん等)はいかに麺を美味しく食べるか突き詰めたものだと思う。
だから、ツユやスープがはあくまで脇役である。
とはいえ、脇役がダメなら主役は生きないから難しい。
やれ魚介だ、背脂だとスープを美味しく仕上げても、麺と合わせて主役の麺が美味しく生きなければそれは失敗である。
そんなことをツラツラ考え、油そばは自分のお気に入りフォルダに入れられたわけでした。