マセラティは、ブランドの核となる、パフォーマンスの追求とレーシングスピリットを象徴する限定車、MCエディションを発表した。 MCはマセラティ コルセ(Maserati Corse)の略で、サーキットから生まれたスポーティなキャラクターとレースへの情熱を表している。
マセラティブランドといえば、トロフィーや伝説的なクルマ、歴史に名を遺すドライバーなど、思い浮かぶのはレーシングの世界であり、MCエディションはその栄光の歴史を称える限定車である。
ギブリとレヴァンテ、二つのモデルから選ぶことができ、「究極のドライビングプレジャー」へのこだわりを実現し、最も高い580psを有するV8エンジンを装備しながら、魅力的なスタイリングと美学が融合する。
また、MCエディションは、96年前にアルフィエーリ・マセラティがタルガ・フローリオの1500ccクラスをティーポ26にて制覇したマセラティのレーシング・ヒストリーの起源を体現している。それは初めてボンネットにトライデントのエンブレムを掲げ、卓越したパフォーマンス、勝利にこだわる姿勢、そして豪快な運転の楽しさを世界にアピールした瞬間であった。
今回のスペシャルエディションでは、歴史を引き継ぐレーシング体験をギブリ、レヴァンテ、において再現し、Giallo Corse(ジャッロ・コルセ)とBlu Vittoria(ブルー・ヴィットーリア)という専用色を2色用意した。
専用色と大胆でスポーティなキャラクターにより、マセラティブランドのルーツを外装からも明確に見て取ることができる。
黄色と青色は、スーパーカーの聖地として有名なイタリアのモーターバレーを象徴するとともに、マセラティの本拠地でもあるモデナのオフィシャルカラーでもある。
Giallo Corseは3層の黄色に、光の加減でかすかに表れるブルーマイカを加え、スポーティで先進的な外観を実現している。対照的にBlu Vittoriaは3層のマットブルーで極めて深い青色でインパクトをだしながらも、斬新でモダンなカラーにより、鮮明な印象を残す。
外装に合わせて、MCエディションには、ピアノブラック色の特徴的なディテール、そしてリアフェンダーとBピラーに専用バッジが与えられている。また、レヴァンテMCエディションには22インチホイール、ギブリには21インチホイールが装着され、ホイールリムのグロスブラック仕上げとブルーのブレーキキャリパーが完璧なエクステリアを演出する。
MCエディションは、マセラティのルーツを起点として、完璧な「レーシングスタイル」を作り出し、胸の高鳴るレースの感覚と、スーパーカーの聖地として有名なイタリアのモーターバレーのDNAへのオマージュである。
MCエディションは、2022年2月より順次各国で販売を開始する。(日本導入時期は年内を予定)