ビー・エム・ダブリュー株式会社は、プレミアム・ミドル・クラスの4ドア・クーペ・モデル「BMW 4シリーズ グラン クーペ」のラインアップに、電気自動車「BMW i4(アイフォー)」を追加し、2022年2月16日より販売を開始すると発表した。
BMW i4は、スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つBMW 4シリーズ グラン クーペをベースに、4ドア・モデルの優れた機能性を高次元で融合した革新的な商品コンセプトを持つ、プレミアム・ミドル・クラスの4ドア・クーペ・モデルである。今回、ラインアップに加わるBMW i4は、1回の充電で長距離走行を可能とした電気自動車であり、フル充電にて590km*の走行が可能なモデルである。
*: ヨーロッパ仕様値。
安全機能・運転支援システムにおいても、BMW i4は、最新世代となっている。他のミドル・クラス以上のBMWモデル同様に、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備となり、高速道路での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能となっている。
コネクティビティにおいても、BMW i4の優位性は高く、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。Apple CarPlayへの対応、BMWコネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。
また、車両のキーを持たずとも、スマートフォンをドア・ハンドルにかざすことで、車両のロック解除/施錠、さらには、エンジンの始動も可能である。
BMW i4 M50は、前輪を駆動する1つの電気モーターと後輪を駆動する1つの電気モーターを持つ、4輪駆動モデルである。前輪を最高出力190kW(258PS)、最大トルク430Nmを発揮する電気モーターと、後輪を最高出力230kW(313PS)、最大トルク365Nmを発揮する電気モーターを持ち、システム・トータルでの最高出力は400kW(544PS)、最大トルクは795Nmである。ボディ床下に収納されているリチウム・イオン電池容量は210.6Ah、総エネルギー量は83.9kWhであり、一充電での走行可能距離は510km*である。
BMW i4には、最新の充電テクノロジーが採用されており、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応している。普通充電においては、自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)の利用により、一晩(約15時間)で、充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能である。
急速充電(CHAdeMO)においては、現在主流となっている90kW充電器の利用により、約40分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また、僅か10分の急速充電で、最大約90 km(BMW i4 eDrive40)、約75km(BMW i4 M50)程度の航続可能距離を伸ばすことが可能である。
さらに、BMWの店舗に設置されている等、150kWの急速充電器を利用の場合は、約30分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。
また、僅か10分の急速充電で、最大約150km(BMW i4 eDrive40)、約130km(BMW i4 M50)程度の航続可能距離を延ばすことが可能である。
* ヨーロッパ仕様値。
車両本体価格 (消費税10%込)
BMW i4 eDrive40:7,500,000円
BMW i4 eDrive40 M Sport:7,900,000円
BMW i4 M50:10,800,000円