めでたく結成したオフロードクラブは話題が話題を呼び? メンバーの拡大が徐々に進行。
車を大事にしたくてオフロード断固拒否の高級ランクル乗りの先輩Kに対しての戦略。彼女のほうを先に口説き、「楽しそー。行きたーい。クルマが大事なら遊び用のジムニーでも買ったらいいじゃない」と発言するまでに洗脳成功。マリンダイビングなどに見られる定石ですが、カップルを趣味の世界に誘うには女性の方を乗り気にしてしまえばかなりの確率で2人セットの洗脳がしやすい。逆に男の方がのめりこんでいながら女性が引き気味な場合、長続きしないことが多い。
現在はワゴニアなるマニアなクルマ(DEFの世界と似たようなもの?)に乗っている先輩Y。かつてはインチアップ・大径タイヤでドレスアップしたラングラーに乗っていた。実は弟に売っただか譲っただかで、そのラングラーを召し上げてのオフロード参戦に大乗り気。さすがに希少なワゴニア乗りがオフローダーになるとは思っておらず、実は身近なところにメンバーは隠れていた。
さらにはペーパードライバーの後輩M。学生時代は免許そのものを取りもしなかったため、部活での移動が必要になるたびに自分が送迎していた貸しがある。いつの間にか免許だけは取っていながら車を買おうとしてなかった。ここ最近、仕事でも貸しができたのをいいことにクルマを買うことを半ば強要しにかかる。もちろん4WD車をである。学生時代・職場とすでに15年以上にわたる上下関係があり、そこに気弱な性格が加わって、彼ははっきりイエスとは言わないものの、ノーとも言えない状態に。さすがにランドローバーとはいかないまでも、1台目として無理がないクルマという条件で、200万程度の予算で探すことになった。クルマ選びには大いに口を出し、さらには同行までする予定である。「オレをその気にさせておいて後で裏切ったらわかっているか」と念を押すことも忘れない。
このぐらいメンバーが集まってくると、スケジュール調整は難しくなるが誰かが急用でドタキャンになってもツアーそのものに影響が少ない。心配な点は初心者の集まりにならざるを得ないことか。自分が上級者だとは思っていないが、オフロードとは一般的にはよほど遠い世界のことらしい。前回のオフロードツアーではまさかと思うようなこと、教えなければならないこととは思っても見なかったことを知らなかったりする。スタックの原因を話しているときに「内輪差」を知らなかったり、「ホイールスピン」の意味がわからなかったり。。。
ここ最近で急に再燃しはじめた自分のオフロード熱に、幹事としての使命感が加わり、ついに封印して来た改造への欲望が抑えきれなくなって来た。まずはメンバーレスキューを念頭に置いた装備増強を思いつく。4tのキネティックロープ1本ではスタックしたでかいランクルは引けないかも。したらもうウインチか。自分の走破性は落ちるかもしれないが、やむなしか。まずはバッテリーをオプティマにでも替えて準備して。重量バランスと牽引力とを考えるとウォーンのいくつがいいんだろう。などなど。
これはもう、クルマ選びのワクワク感と変わらない状況。どなたか、ウインチ搭載についてアドバイスをいただけませんでしょうか?