ウイングオートさんに今話題の1台、FIATQUBOをお借りして、インプレッション&カーくる新舞子サンデーへ参加してきたので、3回に分けて編集部レポートをお届けしています。最終回となる第3回目は走り編。
◆走り編
ハンドルの持ち手
まず、ハンドルがいい。
何かいいって持ち手の部分。
皆さん自動車学校で習いましたよね?ハンドルは10時10分の位置に持てと。
この微妙な張り出しが、同じフィアットのチンクエチェントやプントなどより若干膨らみが大きいだけで、随分と印象が変わる。
ついここに手を乗せたくなるのだ。
安全をデザインするということは、なかなかできることではないと思う。
一般道路
乗り込む前、目を閉じてエンジン音を聞くと小型のトラックのようなテイストの音がする。
でも、実際乗り込むとNVH対策がなされており、車内にいると音、振動ともに気にならないレベル。
最初はAUTOモードで走ってみる。要するにオートマモードだ。アイポイントの高さとガラスエリアが広いことが功を奏して視界は良好。
1.3L直列4気筒ディーゼルターボで75馬力というスペックよりも、実際は速く感じるのはディーゼルエンジンならではのトルクの厚みの恩恵だと思う。これでも十分走るのだが、AUTOモートを解除して、積極的に動かしてみる。
ディーゼルエンジン
低回転からトルク発生に伴い、モリモリ加速していく。3500回転を超えたあたりでトルクバンドから外れる感じがあるので、小気味よくデュアロジックをシフトアップしていくと、俄然スピードに乗ってきて、「きたきたーー」という感じがある。
逆にうまくバンドに乗せてあげないと走りも普通なものになりがちなので、ある意味通好みなディーゼルならではの楽しみがあると言える。
やはり車好きとしては積極的にシフトアップ、ダウンを使いこなしたい。
高速道路
今回の試乗で感じたのはむしろ高速道路のスムーズさだ。
イタリアで商用バンとして売っているとは思えない足回りのしっかりさがある。
つまりはきびきびと走ってくれて、合流などは厚いトルクのお蔭でスムーズに入ることが出来たし、コーナーでは意外と踏ん張ってくれる。
計算されてか、丁度踏ん張る右足のスネの部分がいい感じに当たってくれるので、それほどホールド感があるわけではないシートの割には自分自身も踏ん張れるのは良かった。
様々なシーンに
奥様がのんびり走ることもできるし、その気になったらお父ーさんがガチャガチャと
シフトを使ってモリモリ走ることもできる、そして広くて両側スライドドア。まさに一家に一台的な一石二鳥グルマだし、広い室内&キャリアなどを使って、ホビー車として派手なデカールなんかを貼ったりして使うのも面白いと思う。
転がしてるだけで楽しい
色々な視点で書いたけれど、イタリア車の魅力というのはそういうものでは計ることの出来ないものがある。
転がしているだけで、何だかワクワクしてきて、どこかに出かけたくなる。
そんな、イタリアの伝統に則った1台が、このQUBOだと思う。
と、いうわけでお出かけは新舞子サンデーへ
【営業案内】
株式会社ウイングオート 名古屋ショールーム
〒464-0807
名古屋市千種区東山通3-34 加藤第一ビル1F
TEL 052-782-7844
FAX 052-782-7866
OPEN AM10:00-PM7:00 CLOSE 水曜日