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以下、フィアット クライスラー ジャパンより、日本導入予定のアルファ ロメオ 4Cについて、イタリア本国が本日18時(日本時間)に配信したプレスリリースの和訳を中心にお知らせいたします。

• ミッドシップエンジン後輪駆動の新型アルファ ロメオ二人乗りコンパクトスーパーカー、ジュネーブ国際モーターショーでデビュー
• 新型アルファ ロメオ4Cは、モデナのマセラティ工場で生産されたアルファ ロメオ 8C コンペティツィオーネでの経験の結集。2013年に発売の予定で、これによりイタリアブランドのアルファ ロメオは米国市場に復帰
• 全長4m以下、全幅200 cm、全高118 cmでホイールベースが2.4m以下のコンパクトな車体
• 新しい4気筒(4 cylinders)、排気量1750 ccのアルミ合金製ガソリンターボエンジン
• Alfa TCTデュアルクラッチオートマチックトランスミッション
• 「Race」モードが付いた新しいAlfa Romeo D.N.A.システム
• 耐力・構造機能 を持つカーボン製のシャシー
• 4 kg/HP未満のパワーウェイトレシオ
 
市販モデルのアルファ ロメオ 4Cは、第83回ジュネーブ国際モーターショーでデビューの予定。
ミッドシップエンジン後輪駆動、二人乗りバケットシート搭載のクーペとして、パフォーマンス、イタリアンスタイル、優れた技術、トータルな安全性の中で走りに対する最大の満足感を提供するというアルファ ロメオのDNAの中核をなすスポーツカーの位置付け。
 
設計はアルファ ロメオのエンジニアによるもので、モデナのマセラティ工場で生産されるこの新型のコンパクトスーパーカーは、2013年に発売される予定。
これにより、アルファ ロメオは米国市場への復帰を果たし、アルファ ロメオの世界成長計画が本格始動の予定。
 
アルファ ロメオ 4Cは、2011年のジュネーブ国際モーターショーで衆人を驚かせたコンセプトモデルをそのままの形で実現する。このコンセプトカーは「AutoBild Design Award」(2011年ドイツ)、「Design Award for Concept Cars & Prototypes」(2012年イタリア)、「Most Exciting Car of 2013’ - ‘What Car?’」(2012年英国)などで名誉ある賞を受賞している。
 
4C とは
「4C」は、ブランドの輝かしい歴史からインスピレーションを受けたもので、テクノロジーの価値や未来への想いを伝えている。実にこれは、1930年代と1940年代の名車、8Cと6Cに代表されるアルファ ロメオの輝かしいスポーツカーの伝統を物語っています。ちなみに両車は、それぞれレース用と公道用とが設計され、それぞれパワフルな「8気筒(8 cylinders)」と革新的な「6気筒(6 cylinders)」エンジンを搭載した。さらにそのデザインレイアウトやボディ構造によって、本物のスーパーカーのパワーウェイトレシオ4kg/HP未満を実現しながら、エンジン最高出力だけではなく軽量化にも重点を置いて、最大の敏捷性と最高のパフォーマンスを保証した。これを達成するためにアルファ ロメオ 4Cは、スーパースポーツカー(アルファ ロメオ 8C コンペティツィオーネを含む)のカーボンファイバー、アルミニウム合金、後輪駆動といったテクノロジーや素材と、アルファ ロメオの最新モデルのテクノロジーを活用するばかりではなく、それらのアップデートを重ねて新型車のスポーツカーとしての魅力をさらに高めた。新しい1750 ccアルミ合金製ターボガソリンエンジン、先進の「Alfa TCT」乾式デュアルクラッチオートマチックトランスミッション、そして、これまでなかった「Race」モード付きのAlfa Romeo D.N.A.システムがこれを実証した。
 
スタイリング
アルファ ロメオ スタイルセンターが設計した4Cについては、アルファ ロメオブランドの歴史の中で大きな足跡を残した従来のアイコン的モデルのいくつかをすぐに想起することができる。ディメンションやレイアウトの類似点ということになると、特に目に付くのが「33 ストラダーレ」。これは、究極の機械的、機能的要件と、まぎれもないアルファ ロメオの装いのエンジンとシャシーを「まとった」本質的なスタイルとを組み合せたモデルとなる。4Cも同様であることから、8C コンペティツィオーネで始まった旅を完結するものであり、小型化、力強さ、敏捷性などブランド固有のコンセプトを重視した。
 
インテリアデザイン
デザイン要素や基本素材は、内装を際立たせ、すべて走りに対する最大の満足のために設計され、作り上げられた。特に、インテリアから見えるカーボンファイバーはひときわ目を引く。セントラルセル (モノセル) 製作に使用されているこのカーボンファイバーは、独創性を高めるためのテクノロジーや軽量化の取組みが一目でわかるようにしてある。
 
ディメンションとエアロダイナミクス
4Cのコンパクトなディメンションは、競合の中で実にユニークで、二人乗りのバケットシートを装備。全長は4m、全幅200 cm、全高118 cmで、ホイールベースは2.4m以下でしかない。これらのディメンションは、この車のコンパクトさを強調すると共に、敏捷性を際立たせています。さらに、デザイナーの優れた取組みにより、この車は最高レベルの空気力学的効率を達成し、レーシングカーとして高速時の安定性向上達成に資する、過去最高のネガティブCz値(ダウンフォース係数)を達成した。
 
新しい4気筒1750 cc ガソリンエンジン
ジュリエッタのクアドリフォリオ ヴェルデで既に使用されているエンジンを進化させた4気筒1750 cc ガソリンエンジンは、革新的なアルミブロックと、4Cのスポーツカーとしての魅力をさらに向上するように最適化された専用の吸気・排気システムを装備した。さらに、筒内直接噴射、吸排気無段階可変バルブタイミング機構、ターボチャージャー、ターボラグを除去する画期的なスカベンジングコントロールシステムをはじめとする最新の技術ソリューションを誇る。
 
Alfa TCTオートマチックトランスミッション
1750 ccガソリンターボエンジンは、革新的なAlfa TCT乾式デュアルクラッチオートマチックトランスミッションと組み合された。その重量ときわめて速い反応速度により、このセグメントでの正真正銘のベンチマークとなる。ギアチェンジは、ハンドルの後ろにあるシフトパドルを使って行うこともできる。
 
Raceモードが加わった新しい Alfa Romeo D.N.A.システム
アルファ ロメオ 4Cは、現在利用可能な3つの標準設定、Dynamic、Natural(日本ではNormal)、All weatherだけでなく、4つ目のモードRaceを特徴としている。これはレーストラックでのドライビング体験をさらに高めることを目的としている。
 
Made in Italyのエクセレンス
アルファ ロメオとマセラティ両ブランドのまさしく最高の技術的工業的専門知識を活かして4Cの市販モデルは開発された。特に、二つのブランドのチームワークは、アルファ ロメオの設計部門とマセラティの生産工場の統合に向けて発揮され、つまり、これもまた、1世紀にわたる歴史を持ち、世界中で最も有名で人気のあるイタリア製品の代表の一つであり続けるブランド、アルファ ロメオの特徴的特質でもある。
 
トリノ発、2013年2月12日

 
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