休日出勤の振替日をインフルエンザでふいにした金曜日のこと
ガレージでひきこもりをきめこんでいる愛車Luganoさんを窓越しにながめながら
書斎で撮りためた写真を見返している
単に見た目が洒落ているからと購入したライカM6で、何の知識もなく撮りっぱなしてきたけれど
気づけばアルバムは大冊になっている
デジタルな時代とはいえ、ボクはアナログにこだわりたい
同じ写真でも現物をこうして手にとり眺めれば
何かがジンワリしみてくる
手間をかけることが何か大切なものを色あせずにおく儀式であるかのようだし
写真が現像されるのを待つ間は何とも言えないワクワクの時でもある
黄金の時、ちょっと言いすぎかな、現像は業者任せだし
講釈はさておき、アルバムに目を落とせば懐かしい写真たち
瞬く間にボクのまわりをそのときの気配が立ちこめる
かなり大げさに言うとだけどね
それは2008年の2月のこと
特注のケーキは406ブレークだ、ボクの大好きなクルマを誕生日に用意してくれた
世界にたった一つの贈りもの、食べるのがもったいなくていつまでも眺めていた
実際の車の色はチャイナ・ブルーだったけど
「ケーキにするとまずそうだから・・・」とお店の人に却下されたそう
奇特な趣味に呆れながらも寄りそってくれる、細君あってことなのだなぁと
多少の計算(笑)と大いなる感謝を込めてしみじみ思う