新型ニッサン・エルグランドの整備を行いました。
走行距離は約400kmとほぼ新車の状態でのご依頼です。
新車であればブレーキの引き摺り(ひきずり)は無いとお考えかもしれませんが、それは間違いであり、きちんと整備を行わなければなりません。
ピストンにはグリスが塗布してありました。各社引き摺り(ひきずり)や鳴き対策を施しているようですが、解決には至っておりません。
上記の写真のように各社様々に対策を練っているようですが、未だにブレーキの欠点(引き摺り、効き遅れ、制動力の低下等)を解決できていないのが現状なのです。
また、ホイールとタイヤの変更しました。
標準装着のものはホイールに対してタイヤの幅が広すぎる(ホイールが細すぎる)状態できちんと接地していません。
タイヤの両サイドが極端に減っている車をよく見かけますが、タイヤとホイールのセッティングが間違っていることが原因です。
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標準で装着されているタイヤは、225/55R18となります。
標準装着のホイールは、18×7.5J+55となります。
標準で装着されているものを下記のサイズへ変更しました。
変更後のタイヤです。225/65R17。
変更後のホイールです。17×7.5J+40。
整備終了後、工場の周りを5kmほど走行しました。
それだけでディスクローター面はきれいになってしまいます。
SSBS整備前のディスクローターです。
SSBS整備後、5kmほど走行したディスクローターです。上の写真にあった虫食いのような錆がきれいになっているのがお分かりになると思います。
SSBS整備後、お客様からコメントをいただきました。
ブレーキはわずかなペダルタッチでも敏感に反応するようになったこと。
わずかながらエンジンの回転数が下がり、エンジン音も静かになったこと。
ハンドルも軽くなり、操作性も楽しいものであること。
お客様に喜んでいただけることが、私共の喜びです。