ここんところの激務からやっと解放されて(肉体的は元より、精神的にもいろいろハードなことが続きまして:汗)、昨夜より帝都へ来ております(とはいえ、これも、半分は仕事ですが:爆)。
早速、こちらの友人たちが企画してくれたワイン会へ。
場所は、麻布十番の某ビルの地下1階にある隠れ家フレンチ『オルタシア』。
ワインは、いつものごとく、持ち寄りでした(^^)(私は前もって3本:一番右の泡と桜柄のシラーズ、2001のエシェゾー:送っておきました)
1本目の泡は、ジャン・ピエール・ラルエールのNV。これ、エチケットのシンプルさに惹かれて&ピノ・ムニエ中心のブレンドっていうことで、ほぼジャケ買い状態で買ったのですが・・・・ウン!すばらしかったです!(^^)ムニエ独特の癖は少なく、ドサージュ8g/Lとやや多い目からくるのか、口当たりは『Demi-secか?』と思うくらいに甘さを感じるのですが、それが、バラバラな感じではなく、きっちり溶け込んでいて、そう、ニュアンスとして『梅酒』を感じるんですよ。でも、最後には、シャルドネ由来のミネラル差もきっちり感じられ、まさに『佳酒』でした(^^)
続いては、シャルドネの名手、というか、鬼才というか、アルノー・アントのアリゴテ2005でした。これも、ファースト・アタックはアリゴテ独特の『若い渋み』がほとんど感じられず、『え?アリゴテ??』って感じだったんですが、しっかりと冷やし直して低温から開かせるようにすると、出てくるわ出てくるわ、酸とミネラルが(^^)7年経ってる故の丸みと酸とミネラルの競演でした!
・・・・・が、こんなもんがすべてぶっ飛ぶくらいの第1弾が、こいつでしたわ!!コングスガード・シャルドネ"THE JUDGE"2005。もう、白ワインの求められるすべての要素が、これでもかというくらいに詰め込まれていて、それが超重力かで圧縮されて出てきた!って感じの一品でした!!!(ただ、残念なことにこれでもちょっと熱劣化をしていたらしいです・・・・・・・あれで熱劣化だったら、じゃあ、劣化してなかったら、どんなんやねん!!!!って思ってしまいます、マヂで)
次は、いつもの(爆)サクラ・シラーズで、料理とのマリアージュを楽しみ(うん、マリアージュという点では、これが一番でしたね:ほんと、いいお酒です!)、続いて、会開始直後に抜栓しておいた(ので、抜栓後2時間)ファブリス・ヴィゴのエシェゾー2001と、ドミナス1985!!!!の競演でした(^^)2001、ちょうど飲み頃でしたね(^^)ファブリス・ヴィゴって作り手は、全体にスパイシーな作りをされるのですが、それが10年も経つとこうなるのか、って感じで、タンニンと酸のバランスが、完全な球体、とまではいえませんがかなり収斂して『エロティック』な味わいに変化していました。メインの鴨との相性は・・・・・・(^^)Vでしたね。
そして、ドミナス。25年以上経って、そして、まだ進化するのか?というくらいでした!!タンニンは、完全に溶け込んでいて舌に対する嫌な刺激は全くなく、薫りは、よくできたボルドーそのもの、でも口に含むと果実味たっぷり(おそらく、醸造直後は果実味爆弾そのものだったんだろうなぁと容易に想像できます)で、好みにもよりますが、僕は、ある意味ボルドーを凌駕している、と思いました!!
ここまで、ワインのことばっかり書いてきましたが、もちろん、オルタシアさんの料理も、どれをとっても素晴らしいものばかりで、おまけに今回のサーブ係を務めていただいたソムリエの千葉さんの的確なサーブと素晴らしき説明(本当に、分かりやすくかつ的確:プロの言葉ってのはこれなんだな、と改めて感じ入った次第)、そしてちょっとの親父ギャグ(爆)、非常によかったです!(値段もお手頃で、次回上京時にもまた行こうと思いました!!千葉さん、本当にありがとうございます)
本当に楽しき一夜でした!!!初日からこれです・・・・・後3日、もう楽しみで楽しみで(何しにいっとるんぢゃ??:殴打)