ここんところ、なんだかんだで忙しく、なかなか整理できなかったのですが、やっとこさ、ちょっくら落ち着いたので、写真の整理を兼ねて……
今年も、待ちに待ったこの時期がやってきました!!そう、通称OABC(Open-Air Bubble Conference:実は正式名称はオープンエアバブルオフ、なんですが)の季節です(^^)
今年で、もう、第8回となったこの企画なんですが、年々参加者が増えて、今年は昨年の26人(これでも、第1回~第3回は12人だったことを思えば大概増えたんですけどね)から一気にジャンプアップして34名!となったため、従来の持ちより式を改め、主宰(敢てこう書きます)I氏の尽力にてRMのマグナムを2本ずつ10種用意しての飲み比べとなりました!!
・・・・・と、ここまで書いて、よう考えたら、アタシ、前乗りしてて、前日にも、素晴らしい体験してることを思い出しましたので、まずはそちらから!!
6/30(土曜日)、朝の病棟回診を済ませたのち、自宅へとんぼ返りして、帝都へ向けて出発!!
やっぱ新幹線は速いです!!11時過ぎに桑名の自宅を出て、14時には、赤坂の定宿へついてました(^^;;)
チェックインもそこそこに、まず、リクエストのあった『塩とたばこの博物館』へ!渋谷のパルコからもう少し坂を上ったところにあるこの博物館、それまでの喧騒が嘘のように静かtなところでして、展示物もなかなかのものでした。おまけに、いまどき入館料が100円!!!!これは本当にお勧めです(^^)ちょうど「わたしの句読点2(食いろいろ)」と題してTISメンバーの方々の素晴らしきイラストの数々も見れたし、大満足でした!!
で、そこを閉館ぎりぎりまで居てから、向かった先が、二子玉川ライズにあるイタリアン『エクイリブリオ』です!ここ、3回目なんですが、今回も、紹介してもらった、大学の同級生で、今は帝都で働いているT氏夫妻とともに、伺いました。
今回は結構急にいくことになったんですが、その理由は、ソムリエの石○くんが7月いっぱいで辞めるとの情報を聞きつけ、どうしても彼のいるうちに、もう一度サプライズを!だったんです!
はい!今回も期待にたがわずサプライズの連続でした!!!
(残念ながら写真撮影はNGでしたが、ワインのみは可能でしたので、そのラインアップから!)
写真はありませんが、料理とのマリアージュを文章で伝えられたら・・・・・
乾杯は、あえてグラスシャンパーニュを選択!というのは、なんと、DeutzのClassic Brutがグラスであるんですよ!!イタリアンなのに(爆)そしてアミューズは、いつものフォアグラ&カラメルのシュークリーム仕立て!!これ本当に旨いんですが、これに合わせて彼が出してきたのは写真の1枚目、Carlo Haunerのmalvasia delle lipari、これだけならいつもの通りなんですが、今回はPassito 2009でした!!通常はpassitoのつかないやつを使っているんです(今までの2回はそうでした)が、今回は、口に含んだ瞬間『あれ?いつもより、甘みもすべての要素が濃い!!』だったので、聞いてみたところ、陰干し期間が通常20日前後なのに対しPassito付きのは40日前後と、倍になっており、その分より凝縮した味わいなんですね・・・・(おまけに、後でわかったことなんですが、それに合わせるべく、シェフもカラメルの苦みをいつもよりちょっぴり強くしたとのこと・・・・おそるべし!!)
のっけからいきなりでしたが、次のがまたすごかった!!牛肉の生ハム仕立てに合わせてきたのが(次の料理も考えて)、2番目の写真オッタビアーノ・ランブルスキ コッリ・ディ・ルーニ・ヴェルメンティーノ・サルティコーラ 2011。これ、リグーリアのワインなんですが、な、な、なんと、ミネラリー(これはハムの脂と合わせるためだったんですが)でありながらそれは潮の香りのニュアンスをもってるんですよ!!プチ・アイラ、といっても過言ではなく。ですので、次の料理、アナゴのフリットとの相性も絶品でした!! そして、石○くんは、もっとお茶目なことに、その次の料理である、オマール海老のロースト香草添え(というか、まんま、残酷焼のオマール版!!これがまた絶品!!)に合わせるべく、同じブドウ品種(ヴェルメンティーノ)でありながら、今度は酸&果実味のバランスのとれた白を出してきて(3枚目の写真)いったんリセットし、そうして、メインディッシュに進ませるわけです!今回のメインは、小鳩のロースト!!シェフ渾身の一皿!!(なぜ渾身だとわかるかって??だって、ガルニチュールが一切なく、ほんと、ローストした小鳩に、ほんの申し訳程度のグレービーソースがついてるだけ、のシンプルな皿だったからですよ!)。本当に、こんな鳩は食べたことがないくらい、味が濃くて、それでいて下卑たところが全くない、というものでしたが、それに合わせてきたのが、今回のホストのT氏の『美味しいバルベーラが飲みたい!!』というリクエストに対して『良い意味で期待を裏切ってあげます!』という、石○君のニヤリ笑いとともに出してきたこれ、4枚目のカッシーナ・ロエラ・バルベーラ・ダスティ・カルディン2005。薫りは本当によくできたバルベーラなんですが、口に含んだ瞬間「???え?10年くらいたったボルドー??」でした!!果実味と、それを支える豊かでありながら角のないシルキーなタンニン、これ、本当にバルベーラ?でしたわ(^^)やっぱりプロはすごいなぁ、と思わせられました!
で、食事も終わり、デザートも終わったところで、最後に、アタシの連れが、「グラッパ飲みたい!」・・・・・
ここで、とどめの一発が出てきました!!ベルタ社の最上級キュヴェの一つ、Bric del GAIAN1999でした!!これ、薫りがとんでもない代物で、グラスに次いで数分もしないうちに部屋中がブドウの香りに包まれる、そんなグラッパでした!!
最後の最後まで、本当に、隙のないチョイス、サプライズの連続でしたよ、石○くん!!店は変わっても、これからもいろいろご指導ください!!(爆)あ、もちろん、シェフ&マダムの心のこもった料理&サービスは言うまでもありませんでしたので!!(^^)
前夜祭で、既に、これでした・・・・(続く)