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アシスタントの春日井です。
夏休みですね。
夏休みといえば我が家は毎年子供二人の宿題の追い込みに激を入れ、
背後に佇む私の姿に怯え泣きながら机にかじりつく子供たちの姿が恒例です。
中でも一番苦労するのが読書感想文。
子供たち、ほんと活字嫌いで国語の音読以外は本なんて自分から進んで手を出そうとしません。
本読むなんて時間が損だよとか言うくらいです。(怒)
そんな子供たち。
これまでの読書感想文も選ぶ本がまずダメ。
夏休み前に学校で貸してもらえる本も、なんか保育園児が見そうな図鑑だとかお菓子のレシピ本だとか・・・。
それもお菓子作ってくれるならいいのですが、
『おいしそーだねー』
とか言って二人でゴロゴロしながら眺めるだけ。(怒)
ちゃぶ台ひっくり返しどーんです。
そんな愛すべき私の子供たちなのですが。
今年は片方の子供にある変化が起きました!
ある日、大型書店にふらりと立ち寄った時のこと。
本の他にもいろんな雑貨を取り扱っていて、あちこち見て回っているうちに
娘の足がぴたりと止まります。
娘が手にしたもの。
なにやらかわいらしいブックカバー。
なんでしょう。
運命の出会いともいうべきものでしょうか。
娘はそれがいたくお気に召したようで、そこから動こうともしません。
気に入ったのなら買ってあげようかとお値段確認。
・・・・・。
『これ、文庫本のカバーだよ?使うの?』
『・・・・。』
その日は買わずに帰りました。
ですが、数日経っても娘はあのブックカバーを忘れることができず、
ついには自分で買うからもう一度連れてってと再び書店へと足を運びました。
売り場にはあの時のまま、同じようにかわいらしく陳列されたブックカバー。
娘は一目散に駆けつけます。
お気に入りアイテムをゲットした娘。
しかし、活字嫌いの読書嫌い。
どうするのでしょう?
『ママ、これに入れる本も一緒に探して!』
どうやら本格的に読書をしようと決心したようです。
典型的な形から入るタイプの娘。
なにはともあれ嬉しい一歩です。
小学生が読めそうな児童文庫を探し回ってはみたものの、
娘には『探して!』と言う前から気になる本があったようで・・・。
それがこちら。
『おおかみこどもの雨と雪』
ブックカバーの近くにあって、通るたびに気になっていたようです。
映画は見たことありません。
CMで見かけたことがあるくらいで。
文字サイズも普通の文庫サイズで、もちろん振り仮名もありません。
本当に読めるのか心配でしたが、娘の決意は岩よりも固い。
言ったら聞かないがモットーなので、私の心配もいらぬ!とレジへ直行。
帰ってからはまるで別人のように椅子に座り黙々と読みふけっておりました。
そしてキリのいいところまで読むと、嬉しそうにブックカバーのしおりを挿み、表紙の猫を目を細めて眺めるのです。
娘が他ごとをしている時や寝ているときに拝借して私も読んだこの物語。
読んだ後、母親のわたしとしては胸がギュッとなる終わり方なのですが、とても面白いお話です。
このお話を読んで、娘がどんな感想文を書きあげるのか、
それを読むのもまた楽しみ。
ちゃんと原稿用紙3枚分書き上げることができるのかも期待です。