FCAジャパン株式会社は、Fiat Professional(フィアット プロフェッショナル)のベストセラー商用車であるDUCATO(デュカト)をキャンピングカーのベース車両として正式導入することを決定し、新たにデュカト専用の販売ネットワークを構築すると発表した。デュカト専用の販売ネットワークは、車両架装を専門とする法人、既存のFCAジャパン並びにグループPSAジャパンの正規ディーラーなどを主な候補として全国から幅広く募集する。デリバリー開始は2022年下半期が予定されている。
FCAジャパンは、日本の商用車市場にフィアット プロフェッショナル・デュカトを導入することで、新しいビジネスを開始します。デュカトの販売方法としては主に正規ディーラーから架装業者などへのB-to-B(法人間取引)を想定しています。FCAジャパンは、既存のディーラー・ネットワークだけでなく、主に全国のキャンピングカー・ビルダー各社など、広くビジネスパートナーとして提携し、正規販売店ネットワークを構築する予定である。
日本市場に初登場するデュカトは、活況を呈するキャンピングカー市場からの期待に応えるモデルである。同時にこのモデルは、ヨーロッパと同様、物流や輸送といった多様な商用車セグメントにおいても革新をもたらす。デザインを一新したエクステリア、最先端のインテリア、多彩な快適および安全装備を備えるデュカトは、レジャー志向のお客様だけでなく、プロフェッショナルとしての使用を想定するお客様に対しても、大きなメリットを提供する。
「スタイルと機能の融合」に焦点を当てた先進的デザイン
魅力的なイタリアン・スタイルは、国産車とは異なる利点を提供する。デザインが見直されたボディには、大型グリル、新しいスキッドプレート、そしてイタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的なフィアットのエンブレムなどが装着される。高性能なフルLEDテクノロジーを採用した新しいヘッドライトは3つのセクションに分割されており、下部のヘッドライトはLEDライトガイドとして機能することで、デュカトならではのライト・シグネチャーを表現している。ここでも、「スタイルと機能の融合」が実現した。3つのセントラルライトは、ハイテクで現代的なデザインを特徴としており、従来型のハロゲン・ヘッドライトと比較して30%以上明るくなっている。その上部には方向指示灯が配置され、そのスタイルもまた、ダイナミック・インジケーター付きのLEDライトによって一新され、乗用車において人気のあるデザイン・エレメントが商用車に初搭載された。
ボディカラーは、1色の標準ソリッドカラーに加え、2色の特注ソリッドカラー、3色のメタリックカラーから選択が可能。
優れた機能性と効率性を実現するエクステリア&インテリア・サイズ
2022年モデルのデュカトとして、3種類のバンが日本に導入される。
*以下、本文中の数値はすべて欧州仕様参考値となる。
• L2H2:全長5,413mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース3,450mm、室内スペース11.5m3
• L3H2:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,524mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース13m3
• L3H3:全長5,998mm、全幅2,050mm、全高2,764mm、ホイールベース4,035mm、室内スペース15m3
標準、そのロングホイールベース版、ロングホイールベースに加えてさらにハイルーフ仕様となる3バリエーションとなる。L2H2およびL3H2の室内高は1,932mm、L3H3の室内高は2,172mm。3つのモデルともに、レジャー用レイアウト、商用利用のための効率的ウォークスルー・レイアウトの両方に対応。
最大積載重量は、L2H2(ホイールベース:3,450mm)が1,645kg、L3H2およびL3H3(ホイールベース:4,035mm)が1,540kg。広い開口部を備えたスライディング・サイドドアと横開きのリヤドアにより、荷物の積み下ろしを容易に行うことができる。
未架装のメーカー希望小売価格は4,690,000円(税込)からとなる。