この夏発表予定の『ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ』が、ドイツ北西部にあるニュルブルクリンク・ノルトシュライフェでラップタイム6:44.97分を記録し、量産車のラップレコードを更新した。

ランボルギーニは、2015年に登場した「アヴェンタドールSV」は7分を切るラップタイムを達成、さらに2016年にはウラカン・ペルフォルマンテが6:52:01のラップタイムでニュルンブルク・ノルトシュライフェの量産車記録を更新し、2017年まで破られていなかった。

アヴェンタドールSVJは出力向上や軽量素材の採用でわずか1.98kg／hpという最高パワーウェイトレシオを実現。さらにランボルギーニのアクティブ・エアロダイナミクス・システム ”エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ（ALA） 2.0”を採用し空力性能の最適化を図ると同時に、アクティブおよびパッシブ・ダイナミック・システムの全面的変更を行ったという。また、四輪駆動システム、リアホイールステアリング、ESCの強化なども全面的に再設計され、特別開発の”ピレリ Pゼロ コルサ”タイヤも標準装備としている。

今回のラップタイムテストは、ランボルギーニ公式のドライバー、マルコ・マペリが担当。

オプション設定の”ピレリ P ゼロ トロフェオ R”タイヤが装着された車両には、車内・車外カメラ、全テレメトリが装備され、VBOX – Racelogicの機器を用いてタイムとGPS認証を管理するRemakスタッフによる正式な監視の下、20.6kmに及ぶニュルブルクリンク・ノルトシュライフェにて行われた。



アウトモビリ・ランボルギーニCEO のステファノ・ドメニカリ氏は「サーキットにフォーカスした車両の才能を示すランボルギーニの伝統に従って、イオタの” J ”がアヴェンタドールSVJの名前の末尾についています。この新型車は、現在のベンチマークを超えたスーパースポーツカーを生み出す、ランボルギーニの技術の集結です。8月に行われるカリフォルニアのモンテレー・カー・ウイーク発表前にもかかわらず、ニュルブルクインクのラップタイムレコードを保持したことは、最高のデザインエンジニアリングと革新的な技術を誇るランボルギーニの力量を証明しています。SVJはパフォーマンスの頂点を極めたスーパースポーツカーであると同時に、他の追随を許さない運転の喜びを保証します。」とコメント。
また、最高技術責任者のマウリツィオ・レッジャーニは「これは、R&Dチームからテストドライバー、そしてピレリなどのパートナーに至るまで、アウトモビリ・ランボルギーニの専任スタッフによる卓越したスキルとチームワークが示したもう1つの証明です。」と付け加えた。

アヴェンタドールSVJのラップレコード動画はランボルギーニの”YouTubeチャンネル”で視聴できる。