竹岡 圭のラリーでGO!
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2019年10月2日
これまでよりいちばん速い結果で、さらに無傷で完走することができましたっ!
witten by 竹岡圭
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2017年はSS4で二回転半してリタイア。2018年はエントリーはしたものの、北海道胆振東部地震で不参加。そうして迎えた2019年。「遅くてもいいから、絶対完走する!」を目標に挑んだ結果、これまでよりいちばん速い結果で、さらに無傷で完走することができましたっ! やったぁ~! ホントに本当に応援してくださったみなさまのおかげです! 感謝しても感謝しきれません。ありがとうございますっ!
とはいえ「全日本の中でもここだけは特別だからねぇ~」、と言われるラリー北海道、本当にタフなラリー。併催されたアジアパシフィックラリー選手権組も入れると全66台中、完走したのは48台。なかなかハードなラリーでした。
そうそうノッケからですが、お知らせがあります! ラリー北海道はナイトステージがあるため、PIAAさんのご協力によりフォグランプを取り付けることになりました。昔ながらのライトポッドではなく、いまはLEDのスリムなバータイプでコンパクト。明るさもバッチリです。というわけで、マシンの顔つきが変わったのを機に、我がマシン、VWポロGTIの名前を改名することにしました。
というのもですね、先日とあるイベントのクイズ大会で「2019年、竹岡圭が参戦しているラリーカーの愛称はなんでしょうか?」という問題に、1組5名×10組中8組、つまり40名の方々が「ももちゃん」と回答。残りの2組は「しろちゃん」と回答したんです。ちなみに「ももちゃん」は昨年のアルファロメオ・ジュリエッタの愛称、「しろちゃん」は私が普段乗っているMINIクロスオーバーの愛称でして…。
愛称は二文字の方が浸透しやすいのかも…と悩んだ結果「さくら・ももちゃん」という名前になりました。これならどっちでも大丈夫ですからね! これからは遠慮なく「ももちゃん」と呼んでくださいませ~♪
◆2019年9月18日(水)帯広に向けて出発!
横手ラリーから約1カ月半。出発日の朝、仕事先から戻って慌てて支度して向かうというスケジュールだったので、飛行機の中でいなり寿司でお腹を満たし、帯広空港に到着。
帯広では昔なじみのお仲間に会うこともできましたよ~。実は2回ほどスーパー耐久十勝24時間レースに参戦したことがあるのですが(もう18~19年前だというのに改めて驚くけど(笑))、旧知のレース仲間に会うことができました。そしてご協力もいただいたんです。実はレッキ用のクルマを手配してもらったんですよね。そして、この日は参加受付などをして終了。明日からのレッキに備え、北海道の食に舌鼓を打ちに出かけます。これもラリーの楽しみ♪
◆2019年7月19日(木)レッキ
レッキ用のクルマというのは、トヨタポルテでした。レッキするにはずいぶん背が高く不向きではありますが、仕方なかったんですよね。足元だけしっかりしてればなんとかなるだろうということで、YOKOHAMAさんにご協力いただいてラリータイヤを装着し、ラリータイヤを履いた超ファミリーカーという珍しいスタイルで、レッキ開始となりました。
まずは陸別まで移動し、そこからレッキをこなしていきますが…。4WDモデルなのでFFよりは安定感は高いとはいえ、背の高さによるロールの大きさには正直閉口させられました。レッキするというよりも、とりあえず安全に走らせるのに必死なんていう場面もあったくらい…(笑)。
ラリー北海道のコースは、本州の林道コースとはまるで趣が違います。まず距離が長いんですよね。通常本州のSSは大抵長くても10km前後(中には20km以上のところもありますが…)なのですが、ラリー北海道は30km。それが数本あるんです。さらに直線が多いのでハイスピードコースになりがち。そして、開けているところが多いので、景色が美しい。特にパウセカムイのコースなんかは、走っていてもウットリとしてしまうほど美しいんですよね。ぜひ皆さまにお見せしたいなぁ~♪
◆2019年9月20日(金)レッキ→ラリーショー→SS1
音更や足寄方面のSSのレッキを午前中に終え、午後15時過ぎから始まるラリーショーまで、しばしの休憩。今回のラリー中で、唯一ゆっくりできる時間でもあります。そうそう、今回のラリーショーに合わせて、新ノベルティグッズ、ピンク色の不織布のバッグと缶バッジミラーを新投入してみました~♪
缶バッジミラーは、実際私も使っていますが、ちょっと持ち歩くのに軽くて便利、ピンクの不織布のバッグも、使い勝手を考えて、マチ付きで、上部がベルクロで止められるものにしたので、会場はもちろん、その後も使いやすいと思います♪ ご希望があれば、サインもできちゃいますしね~。
さて、いよいよ本番開始!まずは札内SSです。1kmくらいの短いコースなのですが、道幅も狭い上に…、真っ暗!なんですよぉ。とにかく真っ暗!歩くにも足元が見えないくらい真っ暗なんですよね。というわけでPIAAさんのフォグランプが大活躍してくれるわけですが、確かに明るさはバッチリ!これなら安心です。ところが…。このコース、砂埃がとんでもなくすごかったんですよ。まるで真っ白な壁が前に立ちはだかっているようで、どこまでが直線なのか、どこからがコーナーなのか、まるでわからない。さらに、路面もまるで洗濯板のようなボコボコの連続で、クルマが上下に揺れる、ライトも上下に揺れる。もうどこを走っているのかまったくわからないレベルでした。
というわけで、立木にそのまま突っ込んだマシンもあったくらいの大変なSSになりまして…。今回は絶対完走!を目標にしている私は、木にぶつかることを恐れ、途中でアクセルを抜かざるを得ませんでしたが、とりあえず無事にSS1をクリアしました。
◆2019年9月21日(土)DAY1
前回の横手大会から約1カ月半の間に、サーキットのレースに2戦参戦した私。元々不器用な上に、なんだかんだでサーキットを24年間も走ってきているせいか、すぐサーキット仕様に身体が戻ってしまうんですよね…。上手く切り替えができないんです…(情)。自分でもそれがわかっていたので練習したかったのですが…、なんだかんだでそれも叶わず…。結局いつもの通りのぶっつけ本番になってしまいました。トホホ。すみません。 で、予想通り、やはりなかなか身体がグラベル仕様になりません。午前中走り終える頃に、ようやく身体も頭もグラベルの走り方を思い出す始末。これが朝イチからできていたら…と悔やむばかりです。
というのもですね、午後からは結構快調だったんですよ!ご存じの通り、JN2クラスは、R3車両やGRMNなど、本格的なクルマがほとんどを占めておりまして、完全なノーマルカーはたぶんウチだけ(笑)。なんたって、さくら・ももちゃんはACC(アダプティブクルーズコントロール)やプリクラッシュセーフティシステム、ESP、オーディオ、エアコンまで全部装着されたまんまのノーマルカー。機械式のLSDは今回入れようかと思ったのですが、いろいろなところから情報収集した結果、どうも壊れる率が非常に高いということでやめることにしました。なので結局5戦目に至ったいまでも、ショックアブソーバー&スプリングとタイヤとホイールとブレーキパッドを替えて、ロールバーとリストリクターつけただけの、ド・ノーマルカーに変わりない、さくら・ももちゃんなのです。
でもね、同じJN2の中でもビリじゃなかったSSもあったんですよ。前戦横手大会では、コンマ1秒差まででしたが、それをクリアできました。これは私としては快挙! まぁ、他のマシンが調子悪かったり、トラブルがあったのだと思いますが…。
そしてもうひとつのビッグニュース!生まれて初めて完全に飛・び・ま・し・た~! そのSSはジャンピンクポイントがいくつかあったのですが、完全に飛んだというのは、ポン、ポンと瞬間的に飛ぶようなものではなく、滞空時間1秒はあったでしょうか。自分でも「あっ!」と思った後に「あれっ?!」と思うくらいの時間があったくらい飛んだんです! 飛距離も想像以上に前にキレイに飛びまして、オマケに着地も大成功!「ジャンプによる着地の衝撃でクルマが壊れるからむやみに飛んじゃダメ」という話をよく聞きますが、TEINさんのサスペンションさすがですね。ガツンという衝撃もなく、フワッと気持ちよく着地に成功しました。
実はさらにその先がありまして、クレストから左という場面でもジャンプしたんですよ。その時はやや左を向いて飛んだだめ、3・5輪くらいの着地だったので、コ・ドライバーの佐竹さんはかなりヒヤッ!としたらしいのですが、私はこの0・5輪の着地を自分でもしっかり捉えらていたので、まったく不安感もなく降りられたんですよね。こういった0.5までしっかり感じ取れるところが、TEINさんのサスペンションと、YOKOHAMAさんのタイヤ&ホイールの真骨頂なんですよね! いやはやラリーの醍醐味を味わうことができました~!
◆2019年9月22日(日)DAY2
昨日の感触もまだ身体に残っているので、2日目は朝イチのSSからそれなりに走ってみました。すると、結果も前日同様、同じJN2の中でもビリじゃなかったSSがまたあったんですよ~。どうやら私は下りコースがやはり得意みたい。もちろんさくら・ももちゃんの特性で、上り坂が苦手というのもありますけど、なんだか下りの方が前が見える分、安心感があるんですよね。最後の札内SSはまた砂埃で前が見えなかったけれど(昼間なだけマシでした)、無事フィニッシュを迎えることができました。DAY1からこの走りができていたら、もう少し恥ずかしくない結果が残せていただろうなぁ~と思うと、悔しい気持ちもありますが、とにもかくにも魔物が棲むと言われるラリー北海道、無事にしかも無傷で完走できて、本当に本当によかった!セレモニアルフィニッシュで「絶対に完走すると言っていた竹岡圭選手、有言実行ですね!」とアナウンスされた時は、本当に嬉しかったです。
◆次戦に向けて
参戦スケジュールのお知らせです。前回の圭rp通信では、Rd.9のハイランドマスターズに参戦するとお知らせしましたが、諸事情によりRd.10のMSCCラリーinふくしま(10月31日~11月3日)に参戦することになりました。
そしてその翌週、11月6日~11月10日に開催されるWRCのプレイベントラリー。「セントラルラリー愛知・岐阜」(Central Rally Aichi/Gifu)にも参戦する予定です。
2週連続なので、冷静に考えると間は2日間しかありません。クルマもチームメンバーも非常に厳しい状況となりますが、やはりWRCに出たい!ラリージャパンに出たい!というのが夢のひとつでもある私は、このスケジュールで参戦する予定にしております。ただし、近日中にもしも、ラリージャパンが日本に来ないとなったら、セントラルラリーはスキップして来年に備えるということも考えてはおりますが…。
とにもかくにも、MSCCラリーinふくしまには参戦しますので、お時間許す限り皆さま応援よろしくお願い申し上げます!
さて、もうひとつお知らせがあります。実はこの竹岡圭のラリーチャレンジが単行本として発行されることになりました。まずは2016年~2017年のラリーチャレンジについてのお話になります。
タイトルは「突破力」。マガジンボックスさんから10月半ばに発売される予定です。ちなみに私は自分で自分のことを書くのはイヤだったので、MINIの専門誌「ニューミニスタイルマガジン」でお付き合いのある「杉山裕編集長」が執筆してくださいました。売れ行き好調でしたら、2018年、2019年と続編を出してくださるそうですので、皆さま是非ともご協力お願いしますね~♪
「いくつになってもチャレンジはできる! 眠れなくなるほどの大きな夢を、竹岡圭と一緒に追いかけて、叶えてください~!」 圭rally project 竹岡圭
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2019年9月18日
絶対完走してきたいと思います!
witten by 竹岡圭
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横手大会が終わった後は、ラリー北海道まで1カ月半~2カ月弱くらいあるじゃ~ん!なんて余裕に構えて準備をしていたら、あれれ?いつものごとくあっ!という間もなく、もうレースウィークじゃないですか!
最近日本中のお天気が怪しくて、実は千葉で予定されていたイベントがあり、台風による停電で…等々などとトラブルもあったりして、最後の最後でバタバタ! というわけで今回も慌ただしく、超慌ただしく出かけることとなりました。
さて、先日は中2週だったから改良しようがなかった…とお伝えしたマシンの方ですが、なんせ初めてのラリーカーですから、何をどうすればよいやら…。本国で走ってるのはR5車両ですしねぇ。困ったもんだ。という状況に変わりはなく、LSDを装着しようと思ったところあまり相性がよろしくないということで取りやめたり、ということで、ほとんど変わりがありません。そんな中ひとつだけ!ブレーキがとうとう新しくなりました!まだテストしていないので、どれくらいマッチングするかは不安ではありますが、なんたって距離が長いラリー北海道。30kmを超えるSSが3種類くらいあったはずなので、上手くはまることを期待したいですねぇ~。
でもこの長いというのは…。そうなんです。DSGがまたまた変速しなくなる可能性が高いんですよね。ただラリー北海道はストレートがある程度あるところもあるし、速度が高い分冷える可能性もあると思うので、そのあたりは出たとこ勝負になりそう。
というわけでそうなんです。ブレーキができてきたのがレースウィーク前の木曜日ということで、今回はまったくテストはできませんでした。
ということは…。そうなんです。前回は中2週間だったので、私の身体は少なからずグラベルの走り方を覚えていましたが、今回はその間にスプリントレース&耐久レースと、サーキツトのレースに2戦も出てしまったので、す~っかりサーキット仕様の身体に戻っちゃってるんですよね。やはり長年(ざっと24年くらい?!)サーキットレースしてきた身体は、戻るのは早いようでして…(苦笑)。またグラベル仕様に戻れるのか、いささか、いやメチャクチャ不安ではありますが、とにもかくにも頑張ってきます。
なんたってラリー北海道は、2016年にSS4でコースオフ、2回転半を決めた後リタイアを喫し、2017年はあの北海道胆振東部地震により、エントリーはしていたものの不参加を選択するしかなかった、涙に彩られた大会なんです。今回はそれを笑顔、いや涙でもうれし涙に変えられるように、絶対完走してきたいと思います!
ラリー北海道2019のHPはこちらです~。
http://www.rally-hokkaido.com/jp/
応援よろしくお願いいたします~。
そうそう、圭rallyprojectでは、ラリー北海道に向けて新しいノベルティグッズを制作しました!ぜひサービスパークに遊びに来てゲットしてくださいね♪ お待ちしていま~す!
「いくつになってもチャレンジはできる! 眠れなくなるほどの大きな夢を、竹岡圭と一緒に追いかけて、叶えてください~!」 圭rally project 竹岡圭
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2019年8月12日
横手ラリー2019 盛り上がりに大感動しちゃいました。
witten by 竹岡圭
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全日本ラリー選手権第7戦 横手ラリー2019 なんと35年ぶりの全日本ラリーだったそうです。そのおかげもあってか、盛り上がりに大感動しちゃいました。沿道、オウチの前、広場、もう応援のみなさまがスゴイんですっ!地元の皆さんの盛り上がり、応援が頼もしくて、感動しながら走っていました。たぶん、沿道での応援は、全日本ラリー選手権の中で、いちばん多いのではないかしら…。こういった町おこしや街の振興施策として、ラリーを有効に使っていただくというのは、本当に嬉しいこと。モータースポーツを日本の文化にしたい!というのは、私の活動の大義名分のひとつでもありますから、本当に本当に嬉しかったです。今年は秋田ふるさと村という公園がスタート地点でしたが、こうなったら次回はすぐそこのイオンモールで、みんながお買い物に来る夕方とかにセレモニアルスタートしちゃったりすると、もっともっと盛り上がるかも?! 実はこれを発案したのは我がチームのメカニックさん。実現するといいですよね~。っていうか、私と同じようにモータースポーツを日本の文化にしたい、盛り上げたいって、チームメンバーが思ってくれているというのがなにより嬉しかったです。今年のチームは団結力バッチリ!笑顔が絶えず楽しくやらせていただいています~。
ただね、今回のラリー本当のホントに暑かったんですよねぇ。横手市って暑くて寒いと言われる盆地なんですよね。でもね、街の中にはた~くさんお花が植えられていて、目にも鮮やか、気持ちが晴れやかになる街でした。ちなみにどれくらい暑かったかというと、サービスパークのテントの下は46度まで気温が上がったほど!暑い中頑張ってくださった、チームメンバー&スタッフのみなさまには、本当に感謝感謝です。
◆2019年7月25日(木)横手に向けて出発!
ついこの前カムイ大会が終わったばかり…という感じではありますが、横手ラリーに出発です。ラリーからラリーまでの間がなかったので、基本マシン(VWポロGTIのさくらちゃん)はそのまんま。基本的なメンテナンスをしてそのままの状態で出発することになりました。横手ラリーは比較的スケジュールは緩やかで、この日はレッキ受付のみ。横手焼きそばを食べて明日に備えます。
◆2019年7月26日(金)レッキ
秋田の林道は初めて走りましたが、道幅は狭いものの、路面はそこそこフラットでいい感じ。砂利の下は意外とカタイ地盤のように感じられました。ただし、全車が通った後の2本目のレッキの頃には「これは明日確実にワダチになりそう…」っていうような場所がチラホラ。でも私が苦手とするギャップ箇所が少ないのはありがたいかな。ギャップって、そのまま行っちゃうか、減速するか、判断が難しいんですよねぇ。
◆2019年7月27日(土)DAY1
前回のカムイと比べると断然乗りやすくなったさくらちゃん。神田チーフメカニックが、私の好みはこんな感じかなぁ~?と予想してセッティングしてくれたという足回りが、バッチリ当たりました!さすが神田さんっ! こういう時に調子に乗ると危なかったりするので、コ・ドライバーの佐竹尚子さんにも「明日も走りたいから、初日は抑えめで行くのでよろしくお願いします」と、お願いしたりして(笑)。
と言いながらも、楽しく走れちゃったんですよね。そうしたら…!!!
今回のSSはところどころコンクリート路面が出てくるのですが、これがまた滑るんですよ。まぁタイヤがグラベル用タイヤだからなんですが、ビックリするほど滑るし、タイヤがすぐになくなっちゃう。そこは抑えろって話なのですが、どこまで抑えればいいのか、路面を読み続けなければならないラリーは、こういう加減が難しく、危うくいきかけました…。でもセーフ!
続いて、フィニッシュ看板の先で急に右に曲がるところがあるんですが、これがまた下り坂で、そのフィニッシュの先に穴があり、なんとかフィニッシュの先は曲がれたものの、今度は立木が現れ、これまたなんとか避けたという具合で…。でもセーフ!
初日、初日!自分を抑えないと!
そのせいか午後のSSのコンクリート路面、下りのフィニッシュ×2は、ここまで抑えなくても、抑えすぎたかなぁ? になっちゃいましたが、それよりも懸念していた通り、ワダチがとんでもないことになってきました。かなり困った…状態ですがなんとかやり過ごしDAY1はフィニッシュ。明日に備えます。しかし暑い!
ちなみにさくらちゃんはエアコン完備。デフロスターにすると、オートエアコンがオンされちゃうタイプということもあり、SSではエアコンを基本切って走っていますが、あまりにフロントガラスが曇ってきたらデフロスターオン、つまりエアコンオンで走っているという状況。当然リエゾン区間はエアコン全開です!
「圭ちゃん、もしかして、ポロってエアコンついてるの?」と他の選手にうらやましそうに聞かれること数回。「いやぁ、重量が重くなる云々より、エアコンついてる方が断然いいよ!」と皆さん口を揃えておっしゃってました。「ウチなんてエアコンついてるのに壊れてるんだよ!意味わかんない!」と、憤慨していたクルーの方も数名いらっしゃいました…。やっぱり文明の利器はスゴイ!
◆DAY2
午前中の体力のあるうちに、もう少しセッティング詰めてみますか!ということで、DAY2はトライすることにしました。
なのになのになのに~…なんと!SS1でパンクしちゃったんです…。思い当たるのはグラベルとコンクリート路の切り替わりのギャップ。土の部分がドンドン掘れちゃって段差になってるのはわかったので、ほとんど止まるくらいで行ったのですが…、もう石を混ぜたゴツゴツのコンクリートがむき出しなのが、走りながら目で見てもわかるくらいゴツゴツで、でもワダチも深いのでコースは外せなくて…という、たぶんあの場所が原因だと思うんですよねぇ。
いきなりペシャン!とはならなかったので、そのまま走ったために、逆にその先でコントロールが怪しくなり、あやうくガードレールに行きかけましたが、これまたセーフ。なんだかんだでタイヤ交換に時間が掛かってしまう私たちは、SS中でタイヤ交換したくなかったのでさらにそのまま先に進もうと試みたものの、パンクに気づいてから2kmくらい走った時点でリム落ち状態になってしまったのでストップ。まだこの先2kmのSSをそのまま走ったらクルマが壊れそうということで、広めの場所を見つけてタイヤ交換することにしました。ここで8分のロス。ううむ、クラス順位でも定位置から上が見えていただけに悔しい限りです…。これはでも…アウト~!ですかね。
ようやくタイヤが復活したというのに、次のSSでさらにやっちゃったんですよぉ。フライングフィニッシュ予告看板の先で、グラベルとコンクリートが切り替わるところがあるのですが、たぶん無意識のうちに取り戻そうとか思っちゃったんでしょうね。そこは下り坂!で、曲がり切れず…。実は左の土壁にドーンとぶつかっちゃったんです! SSを出てからクルマをチェックしたところ、ぶつかった場所がラッキーで、ぶつかり方も良かったみたいで? タイヤに泥がつまっただけで済みました。というわけで、こちらはでもセーフ!
午後はさらなるワダチとの闘い。これがまだうまくできないんですよね…。さらにここで「このまま無事フィニッシュすれば5位」という順位が見えてきたので、二人で相談しポイントゲットのために抑えていくことにしました。せめて…と、ギャラリーステージの前でサイドターンを試みましたが…失敗!危うく止まりかけました(笑)。尚子さんからは「サイドターン禁止令」が出される始末…トホホ。というわけで、無事フィニッシュ!いやはや暑かった!
◆参戦スケジュールのお知らせ
次戦はラリー北海道ですが、その先の参戦ラリーを考え中です。
今年の11月にWRCのプレイベントラリーが行われることになりました。「セントラルラリー愛知・岐阜」(Central Rally Aichi/Gifu)が開催されます。やはりWRCに出たい!ラリージャパンに出たい!というのが夢のひとつでもある私は、こちらのイベントに参戦しようと思います。 となると、その前週が全日本ラリー選手権の最終戦福島ということもあり、そのひとつ前のRd.9ハイランドマスターズに参戦し、その成績如何で福島をスキップ。セントラルラリーに備えようかと思っております。
これは、ハイランドマスターズとセントラルラリーはターマック、福島はグラベルということも配慮しております。ただし全日本ラリー選手権が6戦ポイント有効なので、どのラリーを選ぶか成績如何ではありますが…。
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2019年7月26日
あっ!という間にお次の横手大会。
witten by 竹岡圭
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さて、先日なんとか走り切りました~カムイ!というご報告をさせていただいたばかりですが、もうホントあっ!という間にお次の横手大会。中2週でもう横手大会なんですよね~。早い(笑)。というわけで、さくらちゃんはそのまんまです。元々、輸入車はパーツを揃えるのが大変なのと、なんせ初めてのラリーカーですから、何をどうすればよいやら…。本国で走ってるのはR5車両ですしねぇ。困ったもんだ。
というわけで、今回はそのまんまです。この後ラリー北海道までは1カ月半くらいあるので、なにか改善できるといいのだけれど…。
というわけで、今回はカムイでちょっとわかってきたグラベルの走り方を、さらに追及するべく自分の走りを磨くことに徹してみたいと思います!特に上りコーナーの攻略が課題なんですけど「進入速度→コーナリング速度→脱出速度」の一連をキレイに上げられるようにチャレンジしてみますね~!
あとはセッティングですね。この前はちょっと失敗しちゃったんで、チーフメカニックの神田誠さんと相談しながら進めてみます。私も自分の中には、ターマックというより、サーキットでの蓄積データしかないのでそれを頼りに、サーキットレースでもラリーでも経験値豊富な神田さんのアドバイスをミックスして頑張りたいと思います!
しかしセッティングの仕方って難しいですねぇ。
でもなにより、まずは自分の腕を磨くことからですね!いつもと違って間が2週間しか空いてないので、全然練習できない私としては、まだ体が覚えているのでラッキーかも。本当はガシガシ練習したい気持ちもた~くさんあるのですが、お仕事しないと圭rallyprojectも立ち行かないので、なかなかもどかしく…。まずは働かないと!ですからねぇ!
さくらちゃんの方は今後の対策課題、例えばDSGの熱対策、ブレーキの改良、LSDをどうするか…等々を見極めてきたいと思います。いまは電子制御LSDと、ABSと、ESCとで戦っている感じなんですけど、これらをうまく生かした走り方、なかなか難しいんですよね。そしてこれらがあったとしても、そろそろメカニカルなLSDも欲しいなぁと思ってきた(まぁ果たして使いこなせるか微妙ですが)今日この頃だったりもしています。
とはいえ、今回密かに変わっているところもあるんですよ!さくらちゃんに搭載している傘が、フリフリお嬢様仕様から、カッコイイADVAN仕様に変わりました~。横浜ゴムさんありがとうございます!
あとは、ラリー用アプリを落とし込んだスマホがASUSに変わりました~。これまで使っていたギャラクシーは、接触不良でとうとうダメになりました。一応予備で積んでいきますけどね。
そして、コ・ドライバー佐竹尚子さん用の小物入れがひとつ増えました! ドライバー&コ・ドライバー席にボトルホルダーがつきました! というわけで、使いやすさや快適さも改良中~♪ 気になる人は見に来てね!
横手ラリー2019のHPはこちらです~。
https://yokote-rally.com/
応援よろしくお願いいたします~。
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2019年7月23日
結構慣れてきた感じで、走るのが楽しい!
witten by 竹岡圭
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早いもので全日本ラリー選手権も半分を消化、6戦目を迎えることになりました。7月は6戦目ARKカムイ、その2週間後に7戦目秋田横手と、2つも大会があるので、さくらちゃんは絶対壊せない。というのも、さくらちゃんはドイツ生まれ。日本には在庫がないパーツもたくさんありまして、輸入が間に合わなかったりするわけなんです。無事に壊さず少しでも速く…まだまだ私の腕では難しい課題を持って迎えた大会となりました。
◆2019年7月4日(木)ニセコに向けて出発!
前戦モントレー大会で出た、エンジンが4000回転以上吹けないを代表するさまざまなトラブル。これが本当に直ったのかどうかが、かなり不安だったんです。安全マージンを考えて丸ごとパーツを変えるという手もあったのですが、日本国内に部品がないということがわかり、チーフメカニックさんがなんとか原因を手探りしながら直したら、直った?! という具合だったんですよ。他にもまだいくつか間に合っていないパーツもあったりして、相変わらず成長途中のさくらちゃんではありますが、なんとかなるかな? なんとかするしかないなという感じ。それに加えて出発前日、突然シートベルトが動かないトラブルなんていうのも勃発したりして…、どうにか明日のレッキに出掛けることができそうだという感じのスタートとなりました。
◆2019年7月5日(金)レッキ
ラリーの朝って早いんです。3時に起きて、5時からはもうレッキ受付開始(笑)。今回は本番車「さくらちゃん」を使ってのレッキなので、様子を見がてら出発です。とりあえず、処々のトラブルが解決してるのを確認して、ホッとひと安心。レッキはゆっくり走るだけということで、例の4000回転問題も大丈夫でした。それより大変だったのがタイヤ(笑)。アンダーガードが装着されたクルマでレッキをする場合は、グラベル用の競技タイヤは使用不可というレギュレーションがあるので、それ以外のタイヤを履かないといけないのですが、さくらちゃんが持っているのはターマックラリー用のタイヤと、もともとついていたノーマルタイヤだけ。というわけで、ターマック用のラリータイヤ、しかも使い古しの溝がほとんどないタイヤでレッキに出掛けたので、まぁグラベルだと滑る滑る! 考えてみると、スリックタイヤで走っているような状態でしたから滑るのも当たり前。逆にクルマのコントロールの練習にはなったかも? レッキでクラッシュするわけにはいかないので、ドキドキしながら走り切りました(笑)。ちなみに他のチームの方たちは、商用車に使うような粗目のパターンのラジアルタイヤを使っているんだそうです。
◆2019年7月6日(土)DAY1
まずはSS1。今日はグラベル用のラリータイヤを履いているはずなのに、結構滑りますよ~という情報が入ってきました。とはいえ私の場合、昨日に比べればよくグリップするじゃん!てな具合(笑)。それよりフロントタイヤの接地感が低めで少々不安だったんです。そこで、フロントタイヤの空気圧をコンマ3下げることにしました。これが功を奏しSS2ではだいぶコントロールしやすくなったものの、今度は相当お尻を振る感じに。そこでSS2が終わった時点でリアタイヤの空気圧をコンマ3落とし前後を揃えてみました。するとう~む、今度はもう少しフロントがクッと入ってくれる方が乗りやすいなぁ~、なんて。なかなか思うようにいきません。ところがここで、大問題勃発。だんだんとブレーキが利かなくなってきたんです。なので、SS3の中盤からは、ややオーバースピードでコーナーに進入し、たまたま?!上手い具合にステアリングのコントロールが成功した、という走りになりまして、これがまたたまたまタイム的にもよかったのですが(笑)、これじゃさすがに怖いというか、一歩間違えるとアウト!という不安定さ。
とはいえ午後のセッションにブレーキ云々は間に合わない感じだったので、ここはひとまず置いておいて、足回りのセッティングに集中。空気圧は前後同一で、リアの車高を上げるという作戦に出ることにしました。ところが!これが裏目に出ちゃったんですよぉ~。コーナーの入り口でアンダーステア気味、中盤~後半でオーバーステア気味という、いわゆる「アンダーオーバー」な感じで、非常に乗りにくいフィーリングになっちゃったんです…。オマケにSS5の中盤からまたまたブレーキが利かなくなり、出たとこ勝負のドライビングに…。ううむ、明日は約23キロの長いSSがあるし、なにか考えないと…というところで、DAY1フィニッシュとなりました。でも午前中のSS2とSS3、午後のSS1は、これまでと比べればタイム的には悪くなかったし、自分的にも結構乗れている気がして、走るのが楽しい!と心から思いながらのドライビングを堪能できた日となったので、結構満足感は高かったです。
◆DAY2
というわけで、DAY2のセッティングは、ブレーキが不安な状態なのに、あまりにお尻を振るのは不安だということで、まずは車高は元に戻す。空気圧をフロント2.1、リア2.2というセッティングで、姿勢を作ることにしてみました。そしてブレーキ問題。ブレーキが利かなくなるのは、前回のモントレー大会で私が「サイドブレーキが利かない!」と訴えたのを受けて、リアに利きの良いブレーキパッドを入れたため、リアが先にロックしてABSが利いてしまっていることがわかったため、悩んだ末にブレーキパッドもモントレーの時と同じ状態に戻すことにしました。私の走り方はサイドブレーキは最後の砦、コーナリングのきっかけには使っていないので、最後の最後利いてくれればそれでいいだけですからね。
ということで、かなり安定して乗りやすくはなったんです。ただね、これがなぜかタイムが出ない…。昨日はおっかなびっくりが決まったということなのか、安定しすぎているのか、自分的には速く走れているつもりだけれど、タイムにはまったく反映されないんですよね。そしてブレーキは、昨日よりは利いているものの、やはりABS問題が勃発。特に距離が約23kmと長い、SS8ではかなり厳しい感じ。そしてこの長いSSでは、それに加えて途中でDSGが変速しなくなるというトラブルも勃発(たぶん熱が原因)。マニュアル操作でフォローしましたが、やはりこれも解決したい事象ではあります。 お昼のサービスで悩んではみたものの、結局は午後も同じセッティングで行くことにしてみたら、SS9はさらにタイムダウンする始末…。自分的には頑張ったつもり?だったんですけどねぇ。さすがにSS10はタイムアップしたものの、これまたDSGのトラブルが勃発したりして、乗りやすいけどタイムが出ない…、乗りにくいけれどタイムは出る…等々、今回のラリーはずっとセッティングに悩むことになりました。
◆次戦に向けて
2週間後に横手大会が控えているということを頭の片隅に置き、とにかく壊さないで帰るということだけは全うしたカムイ大会。でも抑えたとはいえ、自分なりに少しだけ走れるようになってきたことで、さらに自分なりにも攻めたい気持ちがムクムクと盛り上がってきました。つまり、またまたセッティングに悩むことになりそうです(笑)。あとは直進状態でのクルマの安定性をもう少し上げたいのと(やはり機械式のデフが必要なのかもしれません)、DSGの熱対策をなんとかしなくっちゃ。そしてなによりいちばん改善すべきは私の走り方。どうも上りが苦手なんです。スピードを殺さずに上りコーナーをクリアする、この走り方を身に着けるのがタイムアップする最速の道なのは間違いなさそう!ちなみに下りが得意というのは、頭のネジがひとつふたつ飛んでる証拠みたいですよ~(笑)。
「いくつになってもチャレンジはできる! 眠れなくなるほどの大きな夢を、竹岡圭と一緒に追いかけて、叶えてください~!」
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なんとかかんとか、完走は致しました(1)
第6戦のカムイ大会がやってきちゃった~(1)
完走できただけでもよかったのかも?!(1)
来年こそは、絶対完走するぞ!(1)
全日本ラリー選手権2018年の最終戦がやってきてしまいました~。(1)
今回私結構いけてるんじゃない?乗れてるんじゃない?(1)
あっという間に2019年シーズンが始まってしまいました。(1)
さくらちゃんラリーデビュー!(1)
今年初のグラベル戦になるんです(1)
モントレー2019 JN2クラス 3位!(1)
手のかかる子ほどカワイイとも言いますけれど(1)
結構慣れてきた感じで、走るのが楽しい!(1)
あっ!という間にお次の横手大会。(1)
横手ラリー2019 盛り上がりに大感動しちゃいました。(1)
絶対完走してきたいと思います!(1)
これまでよりいちばん速い結果で、さらに無傷で完走することができましたっ!(1)
今年最後のラリーに参戦します。(1)
総合順位はナント13位!(1)
みなさま応援のほどよろしくお願いいたします!(1)
無念の無観客開催(1)
圭rallyprojectは今年がラストイヤー(1)
1年ぶりのラリー(1)
ラリー丹後に参戦してきました~。(1)
ラリーファンの温かさを感じましたよ~(1)
初のラリーハイランドマスターズ(1)
泣いても笑ってもラストのラリー(1)
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