ビー・エム・ダブリュー株式会社は、プレミアム・ミドル・セグメントにおける唯一のSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)「BMW X5(エックスファイブ)」の新型モデル(一部改良)を、2023年4月3日より販売を開始したと発表した。納車は、同年7月からを予定している。
BMW X5は、優れたオフロード性能と、路面での高いパフォーマンスを融合した「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆的モデルとして、1999年に初代モデルが誕生している。今回発表の新型BMW X5は、2019年に登場の第4世代モデルをベースに、特に、エクステリアおよびインテリア・デザインを、よりモダンなデザインとし、BMWらしい走行性へのこだわりと、高い実用性を兼ね備えたモデルである。
新型BMW X5は、日本においては、BMW社が初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能なドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の搭載等、最先端の運転支援システムに加え、最新世代のコネクティビティも有し、「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能である。Apple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、利便性が大幅に高められたモデルである。また、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。
新型BMW X5のエクステリア・デザインは、BMWのラグジュアリー・モデルに相応しい圧倒的な存在感、ダイナミズム、威風堂々たる佇まいに加え、スポーティさを強調している。
フロント・デザインの象徴の1つであるヘッドライトは、BMWモデルとして初めて採用となる矢印型デイ・ライト機能を有したLEDヘッドライトを採用している。フロント・バンパーは大型化し、プラグイン・ハイブリッド・モデルにおいては、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニー・グリルとする事で、夜間における存在感を増している。
リア・デザインは、横方向に伸びるスリムかつ大胆にデザインされたX字型LEDコンビネーション・ライトにより、力強さとXモデルであることを表現している。
インテリアにおいては、12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイの採用により、優れた視認性と高い操作性を実現し、BMW特有のiDriveコントローラー回りをすっきりとさせる事で、運転席まわりの空間を広くし、モダンな印象を与えている。
BMW X5 xDrive50eは、最高出力313PS(230kW)/5,000rpm、最大トルク450Nm/1,750-4,700rpmを発揮する3.0L直列6気筒ガソリン・エンジンと、最高出力197PS(145kW)、最大トルク280Nmを発揮するモーターを搭載し、システム・トータルで最高出力489PS(360kW)*、システム・トータル最大トルク700Nm*を達成している。電気モーターのみでは、最高速度140 km/h*まで走行可能で、一充電あたりの航続距離は約100km*を実現し、容量29.5kWhのリチウム・イオン・バッテリーを搭載している。
高効率ガソリン・エンジンを搭載するMパフォーマンス・モデルBMW X5 M60i xDriveは、4.4L V型8気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速ステップトロニック・スポーツ・トランスミッション、さらには、48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力530PS(390kW)*、システム・トータル最大トルク750Nm*を発揮する。
*: ヨーロッパ仕様値
メーカー希望小売価格 (消費税10%込)
BMW X5 xDrive50e M Sport:12,600,000円
BMW X5 M60i xDrive:15,200,000円