こんばんは。
今週末は、ちょっと用事があってヨメの人の実家(神奈川)まで行ってきました。
帰り(今日)に足柄SAにて富士山をバックに。
…クォーターのところに何か見えますね(笑
アップにしてみましょう。
はい。クォーターに黒いモノがついてますね。
これが今回のお題です。
正体はコレ。
トヨタ純正用品の「エアロスタビライジングフィン」です。
今回ちょっと頂く機会がありまして、今回長距離高速移動の機会があったので折角だから試してみようという事で。
ちなみにこのエアロスタビライジングフィン(長い!)とは何ぞや?と申しますと。
トヨタが開発した空力デバイスで、まぁ要はボルテックスジェネレーターなんですけど、このパーツの後方で乱流を発生させる事によって車体側面の空気の流れを安定させ、それによって直進安定性やコーナリング性能なんかを向上させるってアイテムなんだそうで。
最近のトヨタ/レクサス車のドアミラー付け根やテールランプに、このような形で採用されているのです。
で、更に性能向上をはかれるアクセサリーとして、より大型のものが86、オーリス、マークX等に設定されております。
この形状を導き出す為に参考にしたのが、水という流体の中を高速で移動する「魚」。
カジキの平面視形状を参考にしたんだそうです。
なので、通称「お魚クン」。
今回頂いたのは86用。とはいえ、取り付け用の型紙が専用だってだけでパーツ自体は何にでも付きます(笑
なので、とりあえずできるだけ地面と並行になるように、二本のフィンの間隔を型紙の距離を参考にして貼付けしました。
こんな感じです。
アングル変えるとこんな感じです。
ちなみに黒にしたのはやっぱり赤いボディには黒いのがアクセントになって良いからだと思ったんですが、この黒が86用の艶のある黒なもんで、ちょっと浮いてたりするですよねぇ。
これは要改善。一度剥がして艶消しのトップコート吹くか、マットブラックかカーボンのシート貼ると良くなりそうな気がしますが。
さて、装着したからにはインプレッションをば。
「効果がある」って話は聞いていましたけど、ジュリエッタは高速安定性に優れたクルマなのであんまり効果無いかと思ってました。
まずは新東名高速を走行。
前述の通りエッタちんの高速安定性は高いので、走り始めの時点ではあまり効果がわかりませんでした。
が、レーンチェンジした時にちょっとした変化に気付きました。
レーンチェンジ時の納まりが良い感じがします。なんというか、リヤがより落ち着いているというか、これまでよりもリヤの粘りが増したというか。
元々高速が走りやすかったのですが、それがより良くなった感じです。
そして、もっとも変化を感じたのが旧東名に入ってから。御殿場〜大井松田間のセクション。
このセクションは下りながらの高速コーナーが続くセクションで、クルマの足回りの善し悪しがすごく良く出るトコロです。
エッタちんは足が良くできたクルマですのでこのセクションも走りやすいのですが、スプリント故の車高の高さから来る若干の腰高感のせいで少し突っ込みに不安を感じる部分がありました。
特に上りの神奈川県境看板のある下りながらの左コーナーは、制限速度+αで突っ込むと少し不安を感じる挙動を示す為についつい大きく減速してしまいがちでした。
ところが、その挙動が抑えられ、非常に高速コーナリング時の安定性が増したように感じられたのです。
正直、この変化が一番の驚きでしたね。
あと、帰りの新東名はものすごく横風が強かったのですが、横風による振られ具合が少し抑えられていたように感じます。
トンネル出口や橋の上などでヒヤリとするような挙動を示す事がほとんどありませんでしたからね。
と言った感じで、結構な効果を体感できたと思います。
ホントはもう一度外した状態で走って比較するのが良いのですが、剥がすと両面テープ駄目になるからなぁという理由でめんどくさがってます(笑
ただちょっと気になるのは、ノーマル状態に比べて安定性が増したって事は、特性が少しアンダーステア傾向に変化したかも知れないんですよね。
そうすると、ジュリエッタの良さの一つであるハンドリングの気持ち良さがスポイルされてないかな?というのが気になることろなのです。
これは、また今度どこかのワインディングを走って検証してみたいと思います。
とは言え、こういう空力パーツで効果を実感できるというのはなかなかに凄いんじゃないかと思います。
¥15000と「ちょっとお試し」と言うには高価なパーツではありますけどねー。
でも、こういうパーツを試してみるのはやはり楽しいですね。