マニアックな話になっちゃいますが・・・
最近、モンキーワークのようにLANケーブルを大量に作ってるのですが、LANケーブルを作る上で譲れないモノがあります。
それは、RJ-45モジュラープラグ!
これの造りによって、アセンブル(結線)のし易さと不良率、LANケーブルの使い勝手が格段に違います。
私は、PANDUIT社製「MP588」を愛用しております。
よく通販とかで「MP588-C」となってますが、「C」は100個入りの型番です。
このRJ-45モジュラープラグ特徴としては
●コンタクト配列をチドリ型にしてクロストークの影響を大幅に低減
●ツメの部分がアーチ型になっていてプラグの着脱や他の要因によるレバー折れを防止。
それに、私のフィーリングになってしまいますが、不良アセンブル率が少ない。
なぜかと言うと、LANケーブルの作成で一番面倒でキモなのは、被服内の8本のケーブルを規格通り並べ8本同時にモジュラープラグの奥まで挿し込む事なんですが、挿し込む際にケーブルの並び順番が変わってしまう事があり、そのまま気づかずに圧着してしまうと結線不良になってしまいます。
このモジュラープラグの場合、内部構造デザインが良いのか規格通り順番に並べたケーブルを一気に挿し込んだ時に抵抗無く「ヌッ」っと入った時はまず間違いなく成功!
挿し込む時に抵抗感を感じた時は十中八九挿し込み失敗!
一度圧着してしまうと切り詰めて再度作り直しになるので、圧着前に失敗の気配が分かることで並びを修正し挿し込み直すだけでよく、その場合だけ注意深く確認すれば良いので、モジュラープラグを無駄に消耗する事もなくケーブル作成効率も上がるので良いのですよ。
圧着後に通電確認をするのだけれど、それの成功率もスコブル良いのですよ。
これが、違うRJ-45モジュラープラグだと、ケーブルを挿し込む際に正常に挿し込んでも抵抗感強く、成功失敗の判断が感覚ではしづらい。
都度目で確認するか、圧着してしまってから通電確認をするまで分からないし、失敗している確立も若干高い気がする・・・
まぁ、そんなこんなでLANケーブルを自作する時はPANDUIT社製「MP588」を使う事に決めている。
更に、製品特徴にもあるように、レバー折れが少ない!
これ重要!!
ケーブル整理やケーブルをまとめている時、抜いて置いておいた時等にレバーを他のケーブルやモノに引っ掛けたりして折ってしまった事は無いだろうか?
よくレバーの保護カバーが付いてるLANケーブルも見かけるけど、それって普通の抜き挿しがし難くなってるし値段が高く自作するには工数も増えて面倒で好きになれない。
それに対して、このモジュラープラグはレバーがアーチ型をしているから引っかかりが発生しにくいので、折れることがまず無いのにカバーも必要無いので使いやすく安価。
また、PCのLAN端子に接続した時に、PCのケース側にレバーが隠れてしまって取り外し難くなってしまった事は無いだろうか?
ラックマウントサーバなんかの場合は良くある・・・それはそれでどうかと思うけど(--;
これの場合、レバーがアーチ型なので後ろからレバーのアーチにマイナスドライバーを挿し込むとレバーを降ろす事が出来てしまうので、簡単に外すことが出来てしまうのです。
実は、良いこと尽くめのRJ-45モジュラープラグなんですよ!!
LANケーブルを自作される方には大変お勧めです。
因みに、出来合いのLANケーブルでこのモジュラープラグを使ってるのは、秋葉原 愛三電機製のアセンブル済みLANケーブルがあります。
作るの面倒な時はココのを極力買ってます(^^;
その他では、なぜかあまり見かけない・・・(T-T)なぜ?