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witten by むぎ
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さて、途中パラパラと小雨に見舞われたものの個人的には無事に終了した走行会。
実は走行会でトップ争いをしていた中の1台が大きなクラッシュをしてしまったそうで
僕はたまたまトイレに行ってたか一服してたかでそのシーンを観ていなかったのですが
皆さんがその様子を話す口ぶりとご本人の様子から察するに結構な派手さだったよう。
車は残念な事になってしまったけど大きな怪我が無くて何よりでしたね・・・。
僕の作ったエアロを纏った車両だっただけに個人的にもちょっと残念ではあります。

ともかく走行会が終わると次は4h耐久です、タイトなタイムスケジュールで次々と展開していきます。
監督の僕としては何か作戦らしい事を考えたかったんですが・・・
(※言い訳しておくと、毎回監督指名やチーム詳細発表、レギュレーション発表が直前なんです・・・それでも旨くやるチームがいるのも事実ですが)
慌ただしい中での付け焼き刃的な作戦なんかじゃハナシにならないだろうと断念。
結局いつもの「無策の策」で、とにかく大きなミスをせず淡々と走り切ろうという事に。

今回のチームメイトはキャロル工場長をはじめ、青い205で走行会ではトップ集団の中で首位を争っていたN氏。
ABSもパワステも無いけど色褪せない魅力を放つAXで果敢に戦い続けるベテランW氏。
そして朝からアタマが混乱気味の僕がドライバー兼監督をやらせてもらいました。
総勢4名・・・・少ない。
車両は工場長の愛車シトロエンクサラ。
前回はなんとチェッカー数分前にガス欠で停まってしまいましたが
今回は後半雨の予想で燃費は問題無いだろうとの判断。

まずはよしとも耐久恒例のスターティンググリッドを決める自転車予選、アップダウンの激しいしのいのコースを自転車で走ります。
自転車のみならず、中にはマラソンや二人三脚なんてチームも居たりします。
タイヤが小さくギア比のあまりに低い折りたたみ自転車で挑んだ我がチームは後ろから2番目、9位スタート。
コーラハンデ2本追加・・・これでレース中に消化しなきゃならないコーラハンデが15本。

そうして始まった4h耐久、13:00にペースカー先導で数周した後そのままローリングスタート。
最初は各チーム共エースドライバーを投入してくるのがセオリーとのことで
車両オーナーの工場長に設定タイム(54秒)ギリギリで飛ばしてもらう作戦。
ここで急遽1stドライバーのみ設定タイム解除のアナウンス、即ピットサインでドライバーにその旨伝える・・・・
しかし伝わらず(笑)
他の多くのチームは設定タイムに関わらず飛ばしまくる中、工場長は54秒手前でキッチリ周回、ある意味さすが。
しかし54秒台は耐久のレースペースとしては速い方なのでドライバー交代を遅らせて多めに走ってもらう。
スタートから25分程でセカンドドライバーN氏に交代、ピットin時に工場長がコーラ2本消化。
ドライバー交代で混雑するピットの混乱にも巻き込まれずスムーズにコースイン。

そしてN氏も55秒前後で安定して周回を重ねてくれたために再び多めの25分程度走行してもらいピットin。
この時既に決定的なミスを犯していた事に僕は気付かず。
ここから今回新たに設けられたピット制限台数1台というルールが適用される。
そのルールの適用をすっかり忘れ既に1台ピットに居るところへ入ってきてしまった我がチーム、コーラ+1。
自称お腹が弱いというN氏にも急いで2本のコーラを消化してもらって、3番手W氏に交代。

初めてクサラに乗るというW氏、最初こそ60秒台前後の探り走行でしたが徐々に安定。
数周すると57秒付近で順調に周回を重ねていきます。
空には薄黒い雲が広がり時折イヤな風が吹くものの、まだなんとか保ちそうな気配。
そろそろ前半2人に多めに走ってもらった分を調整しなければと意識し始める僕。
しかしドライバー交代の時間が迫って後回しに・・・ああ、致命的。
ピットinしてきたW氏(コーラ飲むのが早い)にも2本のコーラを消化してもらって交代。

いよいよ自分の番、クサラは以前乗った経験があったのですが今回はタイヤがヨコハマのSドライブ。
ここ何年かはPP2以外のタイヤでサーキット走行をしていなかったので久しぶりにミシュラン以外のタイヤを経験します。
ひとまずタイヤの雰囲気を探りながら走り出すと・・・なんか常にヌメヌメした感じ。
絶対的なグリップ性能はPP2と大差無いのかもしれないけど、滑ってる時とグリップしてる時の境目がわからない。
しかも自分の感覚よりも滑り出すのが早く、それに適応出来なくてペースがあがらず。
途中からついに雨がパラつき始めて一旦イエローフラッグが振られSC(セーフティカー)が入る。
チームからその事を知らせるピットサインが出され、僕は勘違いしてピットin・・・。
だってPC(ペースカー)って表示だったからピットin&セーフティカーって意味かと思って(笑)

で、ピットに入ってしまったものは仕方が無い、2〜3分早めだったけどコーラ2本を飲んでドライバー交代。
勢いでタッチしてしまったところで持ち時間の20〜30分に満たない19分である事に気付く(減算-5周)。
気を取り直し走り出す前に気になっていた時間調整を再び考え始めてちょっと変だな・・・と思う。
でもまだ致命的なミスには気付かない。

降り出した雨はコースが濡れる前に一旦上がって再びペースアップ。
ピットサインを出す仕事をしつつ時々時間調整の事を考える・・・時々しか考えてなかった(笑)
本格的におかしいと思いノウミソを使い始めた頃に、とあるお姉さんの一言(まるで天からの啓示のようでした)で致命的なミスにようやく気付 く・・・。
今後最終ドライバーまで1分足りとも交代時間の前後が許されない状態に陥っていたのである。
子供の頃から算数が大嫌いだった僕はこういう計算が苦手なのです。
というか明らかに考えなさすぎです、ゴメンナサイ。

そんな大事に気付いてから僕はドライブを他のメンバーに任せて監督業に専念する事に(遅いよね・・・)。
ドライバー交代回数を減らして割り当て時間を調整して残るコーラを割り振って・・・
そんなこんなでアタマが完全に混乱していたのか、再び持ち時間に満たない18分で交代させてしまうというミスを重ねてしまう(減算-5周)。
しかもその事に着ぐるみのお姉さんに指摘(天からの啓示その2)されて気付くというフワフワ度合い、相当混乱してたようです。

このあたりでチームメイトからの優しいお言葉
「そういうこともあるって、気にするなよ〜」
「これだから耐久は面白いんだよね、ムツカしいよね」
「いや〜、楽しいからいいよ〜」
そんな諸々の言葉に救われた僕はなんだか急に楽しくなってきたわけです。

後半ついに本格的に降り出した雨の中、周回ペースを調整しながら走るW氏。
ドライの設定タイム54秒+15秒の69秒というウェット設定タイム。
速過ぎるとサインを出せばペースを落とし、落とし過ぎたとなればストレートで引っ張ったりして調整。
その苦労がタイムに顕著に現れていて楽しい、ピットでニヤニヤしながら観てました。

最終ドライバーは車両オーナーの工場長にお願いして後はチェッカーを待つのみ。
さすがの走りで69〜70秒でバッチリ安定して周回を重ねてくれます。
工場長を送り出したあと最初の数周は残った3人でおしゃべりに熱中してました
誰もピットサインを出してなくてゴメンナサイ(笑)
そしてクサラの燃料残、1時間程前までは燃料計が半分強を指していたはずなのに
結局警告灯がついて後半工場長はガス欠の恐怖と戦いながら走っていたそうです(笑)
恐るべし欧州車の燃料計、全く信用ならない。

最終的にコーラハンデもチーム皆でゲフゲフしながら消化し、その総数15本。
1人4本もコーラを飲まなきゃならない耐久レースなんて世界を探しても他に絶対ありません。
自転車予選だのコーラだの設定タイムだの、知らないヒトにとってはワケのわからん耐久レースだと思いますが
やってみると面白いのです、単に速い車と速いドライバーが居るチームが勝つ普通のレースでは無いのです。

そんなわけで迎えた夕方5時、雨の中ついにチェッカー。
結果は言わずと知れたドンケツ、減算-10周が無ければブービーだったようですが・・・それはタラレバのハナシ。
監督としては何も良いとこが無く、それが展開と結果に見事にあらわれてしまいました。
やはりドライバー兼監督として参加した過去の数戦ではそれ程悪くは無い結果が続いていただけに完全にナメてました。
この結果にチームの雰囲気がドヨ〜ンとしていたらトラウマとなっていたことだと思いますが
「楽しかった〜」と笑顔で話してくれたチームメイトの皆のおかげで僕にとっても実に楽しい一日になりました。
このやたら長い日記にその想いがあらわれているんだと思います。

いやぁ、チームメイトはもちろん参加された他の皆さんやスタッフの皆さん、応援や観戦に駆けつけてくれた皆さん
本当にありがとうございました&お疲れさまでした。

チャンチャン。
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4/11(日)、朝4時自宅を出発し東北道上で徐々に明るくなる空をみると一面どんよりとした雲、午後の降水確率40%の予報、波乱の予感・・・。

ヒーローしのいサーキットで開催される「よしともカップ春の大運動会」に参加してきました。
今年最初の走行を前に愛車の後ろ足回りを中心にアップデートを終え、期待を胸に抱き迎えた当日。
午前中の走行会の目標は少なくとも自己ベストと同程度のタイムを出す事。
午後の4h耐久では最低限無事にゴールする事、あわよくば・・・。
そして毎回共通の大前提は、一日を楽しむ事であります。

徳次郎交差点のセブンイレブンで愛車に気の早いテーピング作業を施してから現地着。
着替えや走行準備をしながらも、監督業を請け負った午後の耐久レースの事で早くもアタマが混乱気味・・・。
チーム深谷お揃いのチームウェアも用意されていて根拠は薄弱ながらやる気だけは高まります。

まずは午前中の走行会、もちろん愛車シャンソンで出走します。
走り始めてまず体感するのはやはり後ろ足の固さ、相対的に前足が柔らかくなった感じがよくわかります。
そして空気圧センサーの情報(せっかく付けたので一応見てる)を元にペースを上げていくと足回りの変化が露になってゆくのです。
良く言えば前足がヤワくなった事で前荷重の状態を作り易くなり、特にタイトなコーナーで実に良くアタマが入る。
裏を返すと少し挙動がピーキーになったようにも感じて、唐突なロールを起こすような操作をするとスピンに繋がりそう。
また、中高速シケインのようにある程度速度がのったまま縁石を超えた後の後ろ足の収まりが早く、以前のようなお尻のボヨンボヨン感は無し。
次は早いとこ前足の減衰を上げて前後のバランスを良くしてあげたいです。

そして非常に安心感があって感触の良かったのがブレーキ。
リアがドラムだったところをディスクに変更したわけですが
少し踏めば少し効いて、強く踏めば強く効いて、微妙な踏力の変化に素直に反応してくれる感じがします。
おかげでコーナリング中に積極的にブレーキを使って、ブレーキで曲がるという走り方が出来るようになりそう。
たぶん前足がシッカリすればこのブレーキとの相乗効果でかなり良くなりそうな気が。
なんだかより速いペースで走っても怖さが薄れて楽しめる車になってきました。

で、走行会の結果は自己ベストに0.3秒及ばず53秒台後半。
現在のF1予選と同じ形式のノックダウン勝ち上がり式走行会で
Q1では後続の206CC(AT)と0.1秒差でギリギリ通過・・・ずっとバックミラーに映り続ける206CCに焦らされました(笑)
Q2ではチェッカー直前に大きなミス無くアタック出来たもののアッサリ敗退。
なんだか年々参加者全体のレベルが上がってる気がします。
以前は53秒中盤の自己ベストを記録して順位は全体の中の真ん中あたりだったのに
今回は53秒後半で順位は後ろから数えた方が早い・・・。
ファイナルラウンドなんか上位5〜6台(?)が49秒台でその差1秒以内の接戦だった模様。
っていうかあの短いコースで自分より4秒速いってどういうこと?

そんなわけで残念ながら順位は下の方だったけど、愛車は確実に良くなっている事が体感できたのでひとまず満足。
最低限の目標だった54秒切りも守れたし、しかも自己ベストに近いタイムが楽しく走って出せたというのが嬉しい。

ところで最近は走行会に参加する機会が減ってしまって、サーキットといえば欧州車ばかりの中でしのいばっかり走ってる気がします。
今年は違うコースでも愛車のポテンシャルを楽しみたいなぁ、と思う今日この頃です。IMG_1023.jpg
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シトロエンSAXOのベーシックグレード、日本名シャンソンが僕の大切な愛車です。ミッションをATからプジョー106のMTに載せ換えてあって、車高なんかもちょっと落としたりなんかして日常の足はもちろん、&...
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