到頭、割高車シリーズの最終回を迎えました。そのフィナーレを飾るのは前回予告した通り我が2代目GTVです。
じゃ~ん!
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かっこいいんで、また7枚も貼り付けちゃいました。こいつには買った時からツェンダーのエアロが付いてましてホイールは初代GTVに付けてたものを流用しました。こいつもヤフオクで買ったんですが、ヤフオクで車を買うもんではないですね。(当たりもあるんだろうけど)当時から抵抗は有ったんですが、初代GTVが走行15万キロを超えてガタガタになり、替え時を迎えた上にマイナーチェンジ後の右ハンドル(初代GTVは初期型で左ハンドル)仕様で程度が良くて出来れば、ツェンダーのエアロが付いたGTVを探していた所へ持ってきて、こいつがヤフオク市場で売りに出されているのが目に留まり、走行距離が少なめで画像を見る限り綺麗で商品説明を見ても悪い事は書いてないんで、良さそうに思えて触手を伸ばしてしまったのがいけませんでした。それから引っ込みがつかなくなり、落札して納車して初ドライブで、またもやいきなりオーバーヒートしてしまったんです。前回の事もあり一応用心して修理屋の近辺を走っていたので前回の様に往生こくことはなかったんですが、原因はラジエーターファンの不動でした。その修理代は大したことはなかったのですが、それからも、ちょくちょく壊れまして何回も痛い思いをしました。にも拘らず、こいつをお宝にするべく現在の住まいを買い、チューニングやらドレスアップやらオールペンやら可成りのお金を掛けました。これは一つの例でして
タン皮シートに合わせてシフトブーツとサイドブレーキブーツをタン皮に替え、シフトノブとサイドブレーキノブもアルミ製に替えて大いに気に入っていたんですが、それから1年も経たぬ内にGTVを手放すことになりました。全くバカでした。それにつけても私に馬鹿を見させたギーギーギーギーという不快極まる原因不明のリアサスからの異音は悪夢だった。修理工によると、異音の原因を突き止めるには相当な時間と費用を要するとのことだったので修理に懲りていたこともありGTVを手放さざるを得ない次第と相成りました。何せ、あのリアサスは複数のアームで構成され、その分ゴムブッシュが沢山付いてて、どれが異音の原因だか分からなかったし、また、ブッシュが異音の原因とも限らなかった。
ところで、その凝った作りのマルチリンクサスが齎す効果は絶大でフロントヘビーのFF車をシャープにコーナリングさせる原動力となってました。その時の操作感も良くて特に初期型の重めのステアフィールが私には心地よかったです。また、両車ともにハンドルの座りが良くて当然、高速直進安定性も良かったし、ロングストロークのシフトフィールも捨てたものではなく、ふにゃふにゃしてるのに節度感の有る不思議なフィーリングが良かったし、エンジンも恰も柔らかく組んだように回り方が、ふわっと柔らかい感じがして軽やかに吹き上がって気持ち良かったし、アクセルレスポンスも良かったし、加速も良かったし、何より良かったのはGTV6程ではないにしてもその譲り受けたエンジン音でした。その絶頂を極めた時、気分はTIPO158を駆るファン・マヌエル・ファンジオになったものでした。斯様に私は車にロマンを求めるのです。GTVはその希求を十分満たしてくれたのですが、これがFRだったらなあ・・・と常に不満を持ってました。やはりスポーツカーは後輪駆動じゃなきゃ納得いかないですからねえ。それに不経済だし、私自身あまりスピードを出せなくなったし、コンパクトな車が良いなあと思えるようになったし、何たってあいつにもロマンを求められるし・・・だから私はビートで好いんです!と結論が出た所で割高車シリーズを終了したいと思います。