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witten by ハッセー
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お待たせしました。某レースゲームのようにプロローグの後、
本編がなかなか出ない感じになりましたが更新しま~す!!(^_^;)

1月4日 AM

フランクフルトを出発し、シュトゥットガルトへ向けて、
たまに左車線を矢のように駆け抜けていくハイエンドカーに
一喜一憂しながらアウトバーンA67号線A6号線と順調に走ります。
     P1140189.jpg
画像の997以外にも、麻布あたりでボーボー言ってるアストンからは想像できない
悪魔的な快音を残して、ヴァンテージ(音から言ってV12かな・・)がカッ飛んでいきました。
いいなぁ、スーパースポーツが役目全うできて・・(^_^;)

とりあえず街まで行って、そこからツッフェンハウゼンまでの行き方を
確認しようと思ってたのですが、A6号線からA81号線経由で
シュトゥットガルト入りしたため、街の中心部に行く途中に
ツッフェンハウゼンがあり、すんなりポルシェミュージアムまで着いてしまいました(^_^;
     P1140191.jpg
駐車場にもポルシェの姿がチラホラ。
     P1140192.jpg
ケイマンS&997カレラ4
     P1140196.jpg
パナメーラ(このエアロは社外?)

     P1140193.jpg
そしてビッグバンパーのスピードスター&スピードスター ターボルック。
グレーのはナンバーが付いてないので場外特別展示車?さくらか?
     P1140197.jpg
何とも無粋な写真ですが、左が本社ショールーム、中央奥が本社・本社工場、
右上から迫り出している建造物がミュージアムです。

ミュージアムでかすぎて、隣接のツッフェンハウゼン駅の
プラットホームまで下がってもファインダーに入りきらず・・・・

気を取り直して館内へ

     P1140218.jpg
展示は1900年にDr.フェルディナント・ポルシェが
ローナー社で考案したインホイールモータに始まります。

     P1140226.jpg
続いてオーストロ・ダイムラー社で開発を行ったレンヴァーゲン”サーシャ”
     P1140235.jpg
ダイムラー・ベンツ社で技術部長をしていた時に担当した
2リッター レンヴァーゲン”モンツァ”

     P1140237.jpg
そして、Kafer(VWビートル)とポルシェ博士の功績が続きます。

     P1140240.jpg
このグランプリレーサーは、イタリアのコンストラクター”チシタリア”からの依頼で
フェルディナントの息子フェリーが設計した”PORSCHE Typ 360 Cisitalia”


これはTyp360のフロントサスペンション廻り。
アッパーアームがあって、ロアアームがあって、ステアリングタイロッドがあって・・・
アレッなんか1本多いぞ!そうなんです駆動軸!!なんとミッドシップ4WD!
     P1140241.jpg
フェリーはTyp360の設計料を、父フェルディナントの保釈金に充てたと言われてます。

さらにフェリーは、このレーサーの開発の際に訪れたチシタリア社で、
フィアットのコンポーネントを利用したレーサーや小排気量スポーツカーを目にし、
VWビートルをベースとしてスポーツカーを造ること(タイプ356プロジェクト)を
思いついたそうな(^_^;)


     P1140245.jpg
前述の構想を経て、この356”Nr.1”ロードスターが開発されます。
ポルシェの名が付く車第一号です。
     P1140246.jpg
ちょっと見にくいですが水平対向4気筒エンジンが
ミッドシップに置かれているのが、床の反射で確認できました(^_^;) 
     P1140249.jpg
この356は、ポルシェ設計事務所がまだ疎開先のオーストリア グミュントにあったときに
52台のみ生産されたハンドメイドのアルミボディを持つクーペ。
     P1140255.jpg
こっちの356カブリオレも同じくグミュント時代のモデル。
カブリオレモデルのボディワークは、ヴィエンナの”keibl Company”に
外注して架装していたと英文の説明書きにありました。
つまり、コーチビルダーがボディ制作を担当。

     P1140258.jpg
これは、ポルシェ設計事務所がシュトゥットガルトに戻ってから生産された
ドイツ製の356クーペ

この個体は1950年のDr.フェルディナント75歳の誕生日を記念して
プレゼントされた車。通称”フェルディナント”としてポルシェ博士の死後も
ポルシェ社の研究用車両として使われました。


この調子じゃ、いつまでたっても終わりそうにないので、356は
この356B 2000GS Carrera GTで終わりにして次に進みましょう~
     P1140276.jpg
軽量なSUPER90のボディにレース用DOHCフラット4を搭載したCarreraシリーズ。
911系には996になるまで、ついぞ搭載されなかったDOHCを既に搭載、
フラット6に進化した当時はSOHCで充分だったのだろうか。あっ、冷却の問題か・・・


ポルシェミュージアムで面白いのがこういった技術展示がある点。

     P1140277.jpg
これは、550スパイダーのDOHCフラット4ユニットのカム駆動方式
ベルトやチェーンでなくギヤ駆動

     P1140279.jpg
こちらはそのDOHCフラット4ユニット。
ディストリビュータが2個あることから、ツインスパークであることが判ります。

ポルシェ黎明期の歴史は今回の旅のメインテーマということもあり、
結構あつく語ってしまいました(^_^;)

次回は、911以降のポルシェとコンセプトモデル辺りを紹介します。


今回は画像をサムネイル添付にしてみたのですが、
直接画像を貼るのとどっちが見やすいですか?

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ルカ on January 23, 2011  Sunday [EDIT]
吹き出し
世界中
ポルシェの聖地ですね。沢山のポルシェ愛好家が聖地巡礼されるんでしょうね。

356はチシタリアの仕事をした際に思いつかれたんですか。

もともとビートル~356のエンジンはOHVなので、550スパイダーのカム駆動もベルトやチェーンではなくギア駆動した方が自然な流れなのでしょうか。
フラットエンジン・オーナーとしては、これからも興味深いです。

個人的には、直接画像を貼り付けてもらった方が見やすいような・・・。
とぐさん on January 23, 2011  Sunday [EDIT]
吹き出し
世界中
いやー、これは貴重な画像の数々と歴史の解説をありがとうございます(^O^)

ファン必見の数々ですね!

僕も直接画像貼り付けが見やすいかなあー(^-^)

次も楽しみにしています♪
ハッセー on January 26, 2011  Wednesday [EDIT]
吹き出し
世界中
>ルカさん
そうですね~ 平日なのに結構混雑してました

ポルシェ博士のアイディアには、ビートルのスポーツヴァージョンは
あったみたいですが、大衆車の部品を流用して手軽に
ライトウエイトスポーツを造るという、チシタリアやスタンゲリーニみたいな
いわゆる”イタリアの虫”的な発想に刺激されたんじゃないですかね~(^_^;)

たしかにビートル~356のOHVエンジンをツインカムに改良しようというスタンスで
見ると、カム駆動はセンターのシャフトと気筒間のスペースを利用して、
シャフトで結んだ方が、コンパクトに収まりますね。

元フラット4オーナーの僕としても、かなり気になって
この辺の技術展示はマジマジと見入ってしまいました。
やはり水平対向エンジンは大好物なので・・・(^_^;)

>togさん

そうですね~ ポルシェ好きが行ったら、間違いなく”ポルシェ好き度合い”が
さらに高まるような、そんな場所ですね(^_^;)

とくにポルシェの歴史の黎明期(356辺り)の展示がかなり多くて
とても満足でした~

画像はやっぱり直接大判で貼った方が見やすそうですね・・・(^_^;)
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