ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMW Motorradとして初となるMモデル「BMW M 1000 RR(エム・セン・アールアール)」を、BMW Motorrad正規ディーラーにおいて、2月1日より、予約注文の受付を開始する。納車は、本年初夏の予定。
モーター・スポーツと公道での最高のパフォーマンスに向けた純粋なレーシング・テクノロジー
BMW M 1000 RR に、世界最強の文字「M」を冠することで、レーシングにおける成功を表わすとともに、ハイ・パフォーマンスである BMW モデルの魅力を表している。エンジン出力 212 PS(156kW)を発生し、軽量化を実現した BMW M 1000 RR は、サーキットで最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されたサスペンションとエアロダイナミクスを備え、スーパーバイクにおいてトップ・セグメントに君臨するモデルである。
BMW M 1000 RR に搭載されている水冷式 4 気筒直列エンジンは、BMW S 1000 RR のパワートレインをベースとし、最高出力は 212 PS(156kW)/14,500rpm、最大トルクは 113Nm/11,000rpm まで高められている。
このエンジンは、サーキットでのドライビング・ダイナミクスに特に関係のある 6,000rpm~15,100rpm の回転域においてパワフルにすると同時に、ワインディングでのスポーティな走りのための魅力的なパワー源としての長所も兼ね備えている。
エアロダイナミクス
M ウイングレットとハイ・ウインド・シールドは、加速時のホイールと路面との接触を可能な限り高くするため、BMW M 1000 RR 用に、サーキットと BMW グループの風洞実験室で徹底的なテストを通じて、クリア・コート・カーボン製 M ウイングレットが開発された。
M ウイングレットは、速度に応じて空力的なダウン・フォースを生成し、グランドコンタクトつまりタイヤの接地圧を増大させる。また、ダウン・フォースの増大によって、ウィリーの傾斜が低く抑制され、トラクション・コントロールの制御が減ることで、多くの駆動力が加速に変換され、ラップ・タイムの短縮が可能になっている。
さらに、ハイ・ウインド・シールドが装備され、ヘルメットの空気流の空気力学および M ウイングレッドの空力的効果により、最高速度が維持される。
シャシー
サーキットでの使用に向けてジオメトリーを変更して調整したシャシー・デザイン、最適化されたホイール荷重配分、調整が容易なスイングアームピボットは新設計として調整幅を拡大し、さらにリア・アクスルも新設計として、クイックリリースに対応したリア・ブレーキピストンの採用によってより素早いリアホイール交換が可能になっている。
BMW M モデルと同様に、M ブレーキが装着された初の BMW のモーターサイクルである。スーパーバイク世界選手権での BMW Motorrad ファクトリー・マシンの経験を元に開発され、最大限の耐フェード性と制御性を発揮する。M ブレーキ・キャリパーは陽極酸化処理でブルーにコーティングされ、M カーボン・ホイールを装着した BMW M 1000 RR は、サーキットでも公道でも最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、さらなるハイテク・コンポーネントが組み込まれている。
また、今回の発売に先駆け、2 月 1 日から 4 月 30 日までの期間、BMW M 1000 RR の予約注文者へ、M のロゴマークとデザインがあしらわれた BMW Motorrad 純正「M バイクフロアマット」をプレゼントする先行予約キャンペーンを実施する。
車両本体価格 (消費税10%込)
BMW M 1000 RR:3,783,000万円
BMW M 1000 RR M コンペティション・パッケージ:4,280,000万円