クライスラー300C&イプシロンの発表会の翌日、フィアット クライスラー ジャパンにお願いして広報車両をお借りしました。
借りたのは「Alfaromeo Mito Quadrifoglio Verde(クアドリフォリオ ヴェルデ)」
なぜ今、ジュリエッタでなく、MITO?と思われる方もいるかも知れませんが、単純にMT車で箱根を走りたかったというそれだけ。ジュリエッタのクアドリフォリオ ヴェルデは既にJAIAの試乗会で経験済みなので、MITOをお借りした、と言う訳です。
クアドリフォリオ ヴェルデはエンジンオブザイヤーも受賞した、1.4ターボ・マルチエア・エンジンに最高出力が170psに引き上げられているもの。
アイドリングストップシステムも搭載しているという環境性能にも対応したモデルです。
箱根に到着したお昼頃、この日は天気も良く、たくさんの観光客が来ていました。ちょうど紅葉が綺麗な時期です。
早速箱根のワインディングを走らせてみます。
クアドリフォリオ ヴェルデの加速感は、D.N.Aシステムの「N」したままでは、通常のノーマルMitoと同じ印象ですが、ダイナミックモードの「D」にするとシートに頭がつきそうになるくらいの刺激的な加速に変わります。このリニアな感じはジュリエッタよりも一回り小さい軽量ボディと相まって、より強烈な印象を受けました。今のアルファロメオのラインナップの中で最も速い1台だと思います。
足回りは18インチを履いているとはいえ、かなり快適な印象を受けました。ちなみに履いていたタイヤはピレリのP-Zero Nero。ワインディングでも文句なく操作に追従してくれます。
「アイドリングストップシステム」についても触れておきます。
これはMTでこそ、違和感の無いシステムだと思います。
なぜならMT車というのは止まる前にクラッチを自分の意思で切ります。その時点でエンジンが切れるので、非常にスムーズな形でエンジンがストップします。AT車の場合は一旦完全に停止してからエンジンが止まるので、いかにも「今止まったね」という感が出てしまうので、違和感を覚えます。
また、再度始動する際にもまたクラッチを切った時にエンジンが再始動するので、これまた違和感のない滑り出しが可能となるのです。
価格は、328万円。
下のグレードのMiToコンペティツィオーネが、292万円なのと比べると、フラウ製レザーシート、170psマルチエアエンジン、18インチ―ホイール、BOSEサウンドシステムなどの内容の充実度、そしてなんといっても左のMTが選択できるのは、一番の嬉しいポイントだと思います。
とまあ数値的なものをつらつらと書きましたが、一言で言うとこの車「運転しててメッチャ楽しい!」です。
編集部のイチオシは、この Mito Quadrifoglio Verdeの、「左のMT」に決まり!
箱根の仕上げはカフェジュリアに立ち寄って帰るのはアルフィスタの定番です。
この日は臨時休業の中、少しだけ開けていただき、名物のカレーまでごちそうになってしまいました。
美味しかった!
カフェジュリアは再オープンを機にカーくるでホームページ・BLOGを作っていただいています。
立ち上げた時よりメニューが増えているので、追加しておきます(笑)
カフェジュリアを後にした後、フィアット クライスラー ジャパンにMitoを返却し、訪れたのはこれまたイタ車乗りの聖地、イタリア自動車雑貨店。
こちらも代表の太田氏のエッセイをカーくるに掲載させていただいていましたが、先日病気で亡くなられました。カーくるの活動にも非常に理解があり、ご支援いただいていただいていただけに、非常に残念です。
その後の初めてのイタ雑訪問でしたが、相変わらずお客様が沢山訪れ、買う人買う人が皆太田氏のことを話されていく光景を見て、イタ車乗りに本当に大きな影響と、カリスマを持っていた方なのだと再認識しました。
遺志を継いでこれからも、私たちにイタリアの風をもたらせてくれることでしょう。
紹介しきれない写真はフォトギャラリーにアップしています。
カーくる撮影班の美あんこさんが撮ってくれました。
PhotoGallery
取材協力
フィアット クライスラー ジャパン
http://fiatchrysler.jp/
カフェジュリア
https://carcle.jp/blog/cafegiulia
イタリア自動車雑貨店
http://www.italiazakka.co.jp/
https://carcle.jp/blog/italiazakka