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カーくる編集部が様々なイベントに顔を出してイベントの模様をお届けするコーナーです。
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「Gocarの新くるま情報」のキャスターGocarです。平日毎日夜8:00と日曜日夕方4:00からはライブ配信をお届けしています。クルマ好きの皆さんに楽しんでいただけるよう努めておりますので、どうぞチャンネル登録もよろしくお願いします。
 
2025年1月10日から12日まで、千葉県の幕張メッセにて開催されている「東京オートサロン2025」の取材へ行ってきた。カスタムカーの祭典として、今回で43年目を迎える。昔は「改造車ばかりが並んでいるイベント」というイメージが強かったが、近頃は自動車メーカーの出展も多く、新しいモデルの発表をされることも少なくない。今回、私は自動車メーカーやインポーターのブースを取材して、私Gocarが特に注目したクルマについて、レポートをお届けしたい。
 
今回は「BYD」をご紹介しよう。2023年1月に日本に初参入したのが、中国の自動車メーカー「BYD」である。1995年にバッテリーメーカーとして創業したBYDの商品の中心は「電気自動車」である。そして、日本に導入されているのも現時点では「電気自動車」のみであるが、実は中国本国では電気自動車よりも、PHEV(プラグインハイブリッド)の販売が大変伸びているそうだ。
今回の東京オートサロンでは初お目見えした車種が2つあった。
まず1つ目は昨年、日本で発売が開始されたスポーツセダンの「シール」の特別仕様車「エディションペールグリーン」である。
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後輪駆動仕様20台、4輪駆動仕様10台の限定である。装備などには変更がなく、カラーのみの特別仕様であるようだ。
 
そして、もう一台が日本初お披露目の新型モデル「シーライオン7」というクルマだ。
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日本導入モデルとしては4車種目で、発売は今年の春ごろを予定している。デザインを見れば、クーペ風のSUVで、他のBYDのモデル同様、モダンでスタイリッシュなデザインが特徴である。
現地ではそこまで大きさを感じなかったが、実際のスペックを見るとかなり大きいサイズのクルマで、全長4,830×全幅1,925×全高1,620である。前後に電気モーターを備えた4輪駆動である。バッテリーの総電力量も82.5kWhという大容量バッテリーだ。さらに詳しい情報は1月24日(金)に公表される。
 
今回の「東京オートサロン2025特集」はYouTube「カーくるチャンネル」ともリンクしている。ぜひ、こちらもご覧いただきたい。
YouTube動画はこちら↓
 





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今回は「マツダ」。「MAZDA SPIRIT RACING ロードスター」というモデルが発表された。
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これはRFモデルが採用している2.0Lガソリンエンジンをソフトトップモデルに搭載。ラジエータの仕様変更により、エンジンの冷却性を向上させた。制動力を強化したブレーキ、車高調整式ダンパー採用やボディ剛性の向上、RAYS社製鍛造ホイール専用開発品を採用、エアロパーツや、インテリアにアルカンターラ素材を採用したというモデルである。さらに、200台限定の「12R」というモデルは吸排気特性のチューニングを加え、200馬力を発生。フルバケットシートなど専用装備も装着される。

マツダはロードスターの車両よりも、プレスカンファレンスでの内容に非常に興味を持った。まず、マツダはエンジン開発をあきらめないとはっきりと宣言されていたこと。そして、「カーボンニュートラル燃料」について触れられていたことだ。既存の燃料と比べると、カーボンニュートラル燃料は70%から90%二酸化炭素の低減効果があるそうだ。既存の燃料に10%程度、カーボンニュートラル燃料を混ぜて使用すると、市場で使われているクルマの約8%二酸化炭素を排出しない車に変わるのと同等の効果があるそうだ。日本では8,300万台のクルマが走っているので、およそ650万台のクルマがカーボンフリーになる計算となる。これは新車販売の1年半に相当する台数ということで、カーボンニュートラル燃料の実現を一日も早く達成してもらいたい。また、マツダは「走れば走るほど二酸化炭素を減らせる」実証実験も進めていくそうだ。ぜひ、応援したい。
 
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今回は国産自動車メーカーの3メーカー一気にご紹介しよう。
まずは「スズキ」だ。昨年発売されたばかりの「フロンクス」をベースに都会の夜釣りをテーマにした「SEA BASS NIGHT GAME」という仕様が展示されていた。アウトドアとアーバンを両立させた1台である。
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そしてかわいらしいスタイルが特徴の「ワゴンRスマイル」をベースにレースや刺繍、キルティングなどを施して、細部までこだわった質感に仕立てた「European Antique」が展示された。
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しかし、私がその中で最も気になったのは「スイフトスポーツ」の最終モデル。
「ZC33S ファイナルエディション」という、美しいブルーをまとったスイフトスポーツだ。グロスブラックを用いたフロントグリル、エンブレム、17インチアルミホイールや、レッドの専用ブレーキキャリパー、インテリアの専用パーツなどが採用されている。そして、何より価格が魅力だ。6MT仕様で2,329,800円である。物価が高騰して、ガソリン代も上がって、そしてクルマの価格もどんどん上がっている中(実際スイフトスポーツも昔を思い出せば高くはなっているが)、車両本体価格250万円以下であるのは嬉しいところだ。
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「三菱」のブースではピックアップトラックの「トライトン」の様々な仕様が展示されていた。
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特にタレントのヒロミさんがカスタマイズしたというトライトンは多くの来場者の注目を浴びていた。
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また、タイで開催されたアジアクロスカントリーラリー2024の関連車両も展示された。
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さらに、「デリカミニ」のCMで人気のデリ丸が47都道府県仕様で展示されていたのもユニークである。
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日産はR32「スカイラインGT-R」を電気自動車化したモデルが展示されていた。前後輪に最高出力160kW、最大トルク340Nm電気モーターを兼ね備えたツインモーターAWDである。そして、タイヤは現代的に、そして電気モーターの大きなトルクを受け止めるべく、245/40R18が採用されているが、ホイールのデザインはR32GT-Rを忠実に再現したものである。
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今回は「ダイハツ」である。ダイハツはトヨタグループの一群でありながら、認証不正問題に揺れ、元気さがトヨタグループの中では欠けるメーカーとなってしまっている。しかし、今回の東京オートサロンでは、車好きを喜ばせる1台が展示されていた。
それが「ミラ イース GR SPORT コンセプト」である。
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「GR SPORT」はご存じの通り、トヨタから派生したスポーツブランドの名称であるが、同じグループとして「ミライース」に今回コンセプトモデルが追加された。
実際にどのようなところが新しいかというと、エンジンは660ccで、ノーマルのミライースにはNA(自然吸気)エンジンしか用意されていないが、これはターボチャージャー化。そして、トランスミッションには5速マニュアルが搭載された。専用のフロント・リヤバンパー、スポーツシート、オリジナルボディカラーが特別である。
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スズキは割と最近まで「アルトワークス」を販売していたが、現行モデルは「ワークス」は用意されない。古い話で恐縮だが、「ダイハツ ミラTR-XX」や「三菱 ミニカダンガン」、「スバル ヴィヴィオ RX-R」などこういったホットハッチ軽がにぎわった時代があった。それを思い出させるこの「ミライース GR SPORT コンセプト」であるが、まだ市販化は決まっていないようである。
これについては、エンジニアの知り合いの方に教えていただいたのだが、専用のフロント・リヤバンパーにある抜け穴の網が鉄板をレーザーで切り抜いて、バリも面取りされている、スーパースポーツカーがやるような高額なものだそうだ。量産に向けての車両ならば、プラスチックを使うか、針金を編み込んだ程度のものでないと、コストが合わないようである。さて、今回のオートサロンでの来場者の反響はどうだったのだろうか。
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私自身は、こういったクルマが登場することで、気軽に運転を楽しめるクルマが増えるわけだから大賛成だ。ぜひ、元気のないダイハツだからこそ、前向きに検討してほしい1台である。
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今日は「ヒョンデ」をお届けしたい。2022年、日本に12年ぶりに本格参入した、韓国の自動車メーカー「ヒョンデ」。日本の三菱との長い提携期間があり、その間に技術力を身に着け、今となっては世界第3位の自動車メーカーグループである。もちろん、本国においては内燃機関、ハイブリッド、電気自動車、燃料電池自動車といった、様々なパワートレインを有しているメーカーではあるが、日本においては内燃機関を搭載していない「電動化モデル(電気自動車と燃料電池車)」のみの投入という方針のもと、日本でビジネスを展開している。現在は、電気自動車として「アイオニック5」、そのハイパフォーマンスモデル「アイオニック5 N」、SUVの「コナ」、燃料電池の「ネッソ」が販売されているが、今回新たに「インスター」というクルマの発表がこの東京オートサロン2025の会場で行われた。
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もちろん、このインスターは電気自動車であるが、韓国の軽自動車規格に収まる、非常にコンパクトなクルマである。ボディサイズは全長3,830mm×全幅1,610mm×全高1,615mmという、日本の道路事情でも実に扱いやすいサイズ感である。ここ最近のクルマとしては珍しい、日本の小型車枠、5ナンバーサイズのクルマである。全幅に至っては、5ナンバー枠の上限1,700mmを9cmも下回る数値であることから、いかに扱いやすいサイズであるかということがおわかりいただけるだろう。
そして、驚くべきは価格である。カジュアル、ヴォヤージュ、ラウンジと3グレード用意されているが、最も安いカジュアルで284.9万円である。最も高いラウンジでも357.5万円。バッテリー容量はカジュアルが42kWh、その他が49kWhである。ヨーロッパ仕様の数値ではあるが、一充電の航続距離は370kmに達する。この数値を見ても、このサイズにしては十分なバッテリー容量であり、この価格には驚かされる。また、その内容の充実度合いにも驚かされ、グレードによって装備の違いはあるものの、室内・室外V2L(ビークルtoロード=車内外で電化製品が使えるコンセント)、合成皮革シート、前席シートヒーター・ベンチレーション(ベンチレーション付きなのが驚き)、ACCや車線維持支援システムといった機能も装備される。また、電気自動車ということもあり、機械的な構造物がないため、コンパクトなボディでもゆったりした空間が魅力である。
デザインは近頃人気のSUV風のデザインでありながら、明らかに他で見たことのないような個性的なヘッドライト周りのデザインで、実に個性的である。
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このインスターの開発にあたっては、日本の軽自動車もよく研究されたらしい。実はヒョンデは2009年に撤退してからも、実はR&D(リサーチャー&デベロップメント)センターは閉鎖せずに、ずっと研究開発を日本でも続けていたそうだ。だからこそ、すでに導入済みのアイオニック5やコナのナビゲーションシステムは、他の一部の輸入車よりも使い勝手がいい。日本のマーケットではユーザーがどういうものを求めているかもよく分かった商品力を兼ね備えている。
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きっと今回の「インスター」も日本で扱うのに魅力的な1台になっているであろう。1日も早く、試乗してみたいものだ。
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↓Hyundai Mobility Japan 株式会社の代表取締役社長に新たに就任された七五三木 敏幸氏(中央)。
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