カーランド バーデン様で来週開催予定のSCUD エアインテークシステム体感試乗会の前に、このシステムの性能向上理論をお話します、具体的な説明は企業秘密なのでまずはヒントだけ差し上げます。
ヒントは次の事柄です。
① 空気にはかなりの質量があり、重たいものであるということ。
気温20度、気圧1barのとき1立方メートルで1.2KGもあるのです
② 流量とは単位時間に通過する質量であるということ。
③ 流量の計算方法は絶対圧力×流速であること。
(温度による流体の密度を考慮しないとすると)
④ 気体は餅のように伸びたり縮んだり出来るということ。
⑤ 物質を移動するのには 力(ここでは圧力差)×時間が必要であるということ。
⑥ 気体には粘性があり壁に沿って流れやすいということ。
⑦ 流体はイジェクト効果といって速い速度の物に引き込まれる性質があるということ。
⑧ 質量のあるものが動いている時には慣性力が働いているということ。
⑨ 流路抵抗は口径より形状に大きく左右されるということ。
当たり前ですけど理論は自然現象に基づいた物理です。
頭の良い人はコレだけで理解してしまうかもしれませんね。
次回からはもう少し具体的にお話しする予定です。
私たちは理論と長年に渡る実験によって、各エンジンの特性を考慮し、適正な形状や口径を設定していますので、全回転域において性能向上させることが出来るのです。
費用対効果では1番とさえ言える自信があります。
よろしくお願いします。