昨日はかなりひさ~しぶりにALFAROMEOのディーラーさん(アルファロメオ天白さん)にお世話になってきました!
「お世話になった」と言っても、RZの何かしらのメンテをお願いしたのではなく、
アルファロメオ史上初のSUVである
ステルビオ/STELVIOの試乗をさせてもらいに行ってきました!
さっそくですが、試乗車のステルビオの横にRZを並べると、遠近法を差し引てもその大きさの差は歴然!デカい!
全長:4,690 全幅:1,905 全高:1,680というサイズはボルボのXC60やポルシェのマカンと同程度です。
SUVとして堂々たるサイズです。
さあ、まずは店舗内に入りましょう!
今回お世話になったアルファロメオ天白さんの店舗はアルファロメオの新しいCIで作られた新店舗。
ショールーム内にはジュリアが2台とステルビオが2台展示されていましたが、まだあと2台程度は展示できそうなぐらい広いフロア!
そして何よりもめちゃキレイ&オサレ!
試乗前のアンケートを書いている間に頂いた珈琲も美味しかったし(笑)
こちらが展示されていたアルファホワイトのステルビオ!
ゆっくりと見るのはこれが初めてです。
こちらの車両は既に売却済みという事で中は見せてもらえませんでしたので受注状況は好調のようですね。
今、ディーラーで購入できるステルビオはFIRST EDITION(ファーストエディション)の1グレード(国内400台限定)のみ。
20インチホイールやカラードキャリパーなどがファーストエディションとして装着されています。
通常ラインナップのステルビオは12月ぐらいから販売?との情報を伺いました。
ステルビオの外観は新型ジュリアから続くファミリーフェイスのデザインが色濃く出ています。
セダンのジュリアに比べてステルビオはSUVなのでフロントの投影面積が大きく、ファミリーフェイスの個性がさらに際立っています。
このデザインについては、好みがはっきりしそうですね。
フロントからリアセクションにかけてのサイドのラインはおとなしめな感じ。
よ~く見るとプレスラインがとても複雑になってます。
個人的にはこのリアのデザインは結構好きです。
そしてアルフィスタとしてどうしても気になってしまうのは内装の作り込み。
ハンドル周りからセンターコンソール、リアセンターのエアコン吹き出し口。
うん。最近のイタリアンセダンで採用されているデザインが踏襲されてますね。
マセラティのギブリやアルファのジュリアとあまり大きなデザインの差が感じられ無いのが残念。
SUVと言えども、この辺りはアルフィスタをワクワクさせてくれるようなデザイン性の高さ・・・いわゆるその気にさせてくれるようなデザインを是非採用してほしかったです。
ただ、ひとつひとつのパーツの作りはしっかりとしていて壊れにくそう・・・過去の経験則からくる不安は払しょくされました(爆)
ウッドの内装については、個人的志向からするとメタルかカーボンが選べてもいいのに?とも付け加えておきます。
室内空間については、前席・後席とも足元のクリアランスは十分です。
身長175センチの自分が運転席のポジションを決めた後に後部座席に座りましたが、窮屈さは感じませんでした。
ラゲッジルームについてはアルファロメオというブランドでは過去最高の広さです・・・それはまあ当然か(笑)
そしてさっそく試乗にお出掛けしてきました!
次の試乗待ちのお客様がいらっしゃっていたので、陽光の元での写真はほとんど撮れなかったのですが、取り敢えず自分が感じたフィーリングとしては・・・。
これホントにアルファロメオなの?って感じです。
そりゃ勿論いろいろな意味でネ。
まずはノーマルモードで走り出しましたが、車重の重さを感じさせないハンドリングの軽さと必要十分と思える加速を感じられます。
車両重量は1,810キロで、男性2名乗車して1,900キロオーバーでしたが、街乗りを普通に流す分にはノーマルモードでも文句のない出足。
「軽快」という言葉が当てはまります。
そしてアルファDNAドライブモードシステムをD=ダイナミックに入れれば、よりシャープで力強い加速を感じられ、2リッター 直列4気筒16バルブ ツインターボエンジンは過不足の無いパワーをステルビオに与えてくれています。
足回りも硬すぎず、でも柔らかすぎることは無く、ある程度のスピードでカーブをクリアしてもロールは抑えられています。
ホールド感のあるシートも相まって、なかなかに快適!
ロングドライブでも疲れにくそうに感じました・・・まあ、こればっかりは20分程度の試乗では分かりませんが(笑)
センターコンソールやメーター周りの情報提供も必要十分です。
最近は取説の内容もすべてこのインフォメーションに入ってるんですね!驚きました。
ただ、最近の車として致命的なのは、ナビが付いていないこと。
ナビについては後付けも出来ず、携帯ナビ便りというのはちょっと・・・。
ステルビオはアルフィスタにとっては「?」な一台かもしれません。
あまりによく出来たSUVとして生を受け、その宿命として北米やヨーロッパ、そしてアジアで多くの顧客をつかむことを命題としています。
操作性も軽く、見切りもいいいので大変運転しやすく仕上がっています。
ファミリーカーとして購入された場合でも活躍することは間違いありません。
トルクもそこそこあるのでその気になれば高速巡行も楽々でしょう。
でも、運転していて感じたのは・・・自分は何を運転しているのだろう?
アルファロメオ?BMW?メルセデス?アウディ?トヨタ?
そうなんです。
何を運転しているか分からなくなりました。
ここまで読めば、没個性(アルファロメオらしくない)と読み取れますが、「世界標準とされているドイツ車メーカーと遜色のない車作りがされている」と読み取っても頂けると思います。
ファミリーカーとしてアルファロメオのSUVに乗りたい!という方であれば、選択肢の一つとしてこのFIRST EDITIONはお買い得な一台になるかもしれません。
ドイツ車からの乗り換えも進むかもしれません。
因みにこのFIRST EDITIONは税込み689万円というプライス。
ただ、120%蛇毒に浸っていたいと思われる方には不向きかもしれませんので、そういう方は後にリリースされる予定?のクワドリフォリオを狙って頂ければと思います。
ジュリアのクワドリフォリオ同様のエンジンを積んだハイパワーverですから、アルファロメオらしさが増していればいいな?と思います。
なににせよ、アルファロメオのユーザーが増えて裾野が広がればと心より祈る次第です。