ボルボ・カー・ジャパンは、「90シリーズ」の新モデルとして、『S90』『V90』『V90クロスカントリー』の3車種を追加し販売を開始した。価格はS90が644万円から842万円、V90が664万円から899万円、V90クロスカントリーが694万円から819万円。
90シリーズは、新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」と、新世代パワートレーン「DRIVE-E」を採用。エクステリアでは、北欧神話に登場するトール神(雷神)が持つハンマーをモチーフにしたT字型のLEDヘッドライトを採用する。また独自のインフォテイメントシステム「SENSUS(センサス)」はさらに進化し、各種情報を新設定の12.3インチ ドライバーディスプレイとヘッドアップディスプレイに表示。また、視線を移動することなく、ナビゲーションの目的地の設定やエアコンの温度調整、メディアの操作などを音声で行うことができる。
安全技術では、世界初となる「大型動物検知機能」を搭載。時速4km以上のとき、前方に大型動物が検知された場合に警告を発し、警告に反応しない場合には、最大制動力の約30%でブレーキが作動する。また、道路逸脱事故回避を支援する「ランオフロード・ミティゲーション」も世界初搭載。道路逸脱の危険があると予測された場合にのみシステムが介入し、ステアリングを自動的に操作して道路上に戻す。
パワーユニットは最高出力254psを発生する2リットル4気筒直噴ターボのT5エンジン、スーパーチャージャー付きで最高出力を320psに高めたT6エンジンを用意。さらにV90にはハイブリッドのT8ツインエンジンも用意する。