その6) 個人売買で重要なのは現車確認
車両の確認とともに売り主の人柄もチェック
カエルナラで欲しい車両が見つかったら、購入を決める前にできるだけ現車確認をしましょう。安全性には万全を期しているカエルナラですが、個人売買はあくまでも自己責任になります。それに、現車確認をするのは悪質な詐欺行為を防ぐためだけではありません。売り手にまったく悪意がなくても、現車を見たら思っていたのと違ったとか、勘違いをしていたということはよくあります。現車確認する車両の車種を初めて見るという人も多いでしょう。その場合は、思っていたより大きいとか、運転がしやすいとか、車種のインプレッションも兼ねることになります。
では、現車確認ではどんなところに注意したらいいでしょうか。まず確認の前段階として、雨の降っていない昼間に見ること。雨が降っていたり夜だとボディの状態は全く分かりません。それから、できるだけ多人数で見に行くこと。1人だけだと見落としがちなことも、同行した人が教えてくれます。また、地面に寝転がったりすることもできるような、汚れてもいい服装でいったほうがいいでしょう。
それと、もうひとつ大切なのは、売る人とよく話しをすること。中古車というのは、車両そのものを見るよりも売る人のことを知るほうがよほどいろいろなことが分かります。これは、車両のオーナーに直接会える個人売買ならではメリットです。
次は車両のチェックポイントです。事故車をズバリ見抜くには、といった極意を解説できるといいのですが、これは経験が必要で、簡単にできることではありません。まずWeb上の情報と違いがないか、車検証で型式、車検のチェック、走行距離のチェック、装備内容のチェックといったところから始めるといいでしょう。
【写真有り】
塗装面は正面から見るよりも、できるだけ浅い角度から見たほうが傷や凹みが分かります。

【電装品のチェック】
電装品は全て動かしてみて、正常か確認します。古い車や輸入車ではエアコンのチェックも大切です。

【水温計のチェック】
古い車を売り手の自宅に見に行った場合は、キーをオンにして水温計をチェック。針が上がったら、事前に暖機運転されていたことになります。売り手に、なぜ暖気したのか、冷間時には不具合はないか確認しましょう。

【フレームのチェック】
エンジンルームはエンジンそのものよりもフレームを見ます。フレームは写真で左右の手が触っている部分です。事故車でもプロが直していれば素人にはまず分かりませんが、逆にいうとこの部分あたりに素人でも分かるあからさまな修理跡があるような車両は避けなければいけません。

【タイヤのチェック】
タイヤもチェックするといいでしょう。均等に摩耗しているのはいいですが、片減りがある場合は足回りに不具合がある可能性大です。

【装備品のチェック】
スペアタイヤ、ジャッキ、取扱説明書などの装備品もチェックします。こういったものが欠品している場合、いざというとき困るというよりも、クルマの来歴に疑問が生じます。ごく普通に所有され、売買されてきた中古車なら、こういった装備品が無くなっていて、補充もされていないのはあまり考えられません。

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