是非 豆知識としてお読みください。
●ハイオクガソリン/(エンジン)
オクタン価の高いガソリンのこと。プレミアムガソリンとも云います。
オクタン価とはノッキング(エンジンの異常燃焼)の起こりにくさの指標で、日本工業規格(JIS)でオクタン価が96以上のガソリンをハイオク、89以上のものをレギュラーと定められています。ハイオクガソリンは高性能エンジン用に指定されることが多いが、レギュラーガソリンを入れても、パワーダウンや燃費の悪化を招く可能性はあるものの、すぐに深刻なトラブルになることはありません。
逆にレギュラーガソリン指定のエンジンにハイオクガソリンを入れた場合、ハイオクガソリンに清浄剤などが添加されていることが多く、その効果は期待できるが、パワーアップなどは望めません。自動車メーカー指定のガソリンを入れることが重要です。
●フライホイール/(エンジン)
フライホイールとは、クランクシャフトの端部に取り付けられた弾み車のことです。エンジンで発生し、クランクシャフトに伝わった回転エネルギーを蓄え、それを駆動輪へと供給するとともに慣性の力でエンジンの回転を助ける働きももつなのです。
ちなみにフライホイールは、アイドリングの回転ムラをエンジン回転速度の約1/40に減少させるように質量が決められるが、このフライホイールを軽量化させることで加速性の向上を狙ったチューニングがNAエンジンでは定番となっています。ただし、あまり軽量化しすぎると蓄える力が減少し、逆にトルクが細くなってしまうため、注意が必要です。
また、4気筒よりも6気筒、6気筒よりも8気筒と、気筒数が多くなるほどエンジンの回転ムラが小さくなるため、フライホイールを軽くすることができます。
なお、AT車のようにトルクコンバーターが装着されている車は、それ自身がフライホイールの役割を兼ねています。
●マイカ塗装(エクステリア)
車の塗装で下地にアルミ箔を粉砕したものを使ったメタリック塗装の応用で、合成した雲母片に酸化チタンをコーティングし、これを顔料に混ぜて使う。マイカ塗装は光が複雑に反射して、独特の深みのある真珠光沢が得られます。定番のパールホワイトのほか、最近では顔料との組み合わせによりレッドパールマイカ、ブルーパールマイカなど各色がラインナップされている。塗装コストが一般のソリッド塗装に比べて高くなるのは仕方ありません。
ちなみにマイカとは雲母のこと。半透明で薄く剥がれる特性を持ち、絶縁体などにも利用されています。
自動車業界に携わっていても知らない事が多々あります。
来年も勉強の1年になると思います。