結論から言うと、ビートは僕に素敵なクリスマスプレゼントを与えくれた。なんちって(古、何せ昭和40年代生まれなもんで)いや、ほんとに不快な細かい揺れが消えて乗り味がフラットになり、ロールが格段に減って、ちょっと切っただけで曲がる感覚はシャープそのもの、と言ってもビートの特性上そんなにクイックにはならなくて轍にハンドルがとられることなく直進安定性は相変わらず良い。タイヤの印象もよくロードノイズが減ってトレッドパターンも側面のデザインもスポーティで良い。何しろMOMOのロゴが刻まれていてステアリングと一緒のMOMO社デザイン(MOMOタイヤ)だからピニンファリーナ社が手掛けたイタリアンなビートには相性がいいようだ。但、ダウンサスの所為で硬くなったのは確かで荒れた道ではきついが、段差を乗り越えた時、突き上げと言うほどのショックはなく結構いなしてくれる。それはダンパーの減衰力が高めの設定でもそうでロアアームが凝った作りのビートの素性の良さの賜物かもね。そしてホイールもショックもビート専用設計だけに、いやあ、まったく兎に角だねえ、楽しい走りをビートは僕にもたらしてくれて良きパートナーと言いたくなるよ。あっ、言い忘れてたけど、タイヤホイールの重さがフロント1キロリア0.5キロ(前後異径サイズ)軽くなってバネ下重量が減ったのもあってフィーリングが良くなったのかもね。