アウディジャパンは小型スポーツカー『TT RSクーペ/ロードスター』をフルモデルチェンジ、3月より受注を開始、5月中旬より発売すると発表した。価格はTT RSクーペが962万円、ロードスターが978万円。
TT RSクーペ/ロードスターは、新開発のオールアルミ製2.5リットル直列5気筒直噴ターボエンジンを搭載。先代モデル比で最高出力は60ps向上し400psを発揮、最大トルクは30Nm高められ480Nmを発生する。7速Sトロニックとクワトロシステムを組み合わせることで、優れた高速安定性と操縦安定性を実現。0-100km/h加速タイムは歴代TT最速となる3.7秒(ロードスターは3.9秒)を記録する。
エクステリアでは、ハニカムメッシュのシングルフレームや専用フロントバンパー、固定式リヤスポイラーなどを装備。アウディ量産モデル初のテールライトOLED(有機発光ダイオード)をオプション設定した。またインテリアには12.3インチのTFTディスプレイにスピードメーターやタコメーターだけでなく、ナビをはじめとする様々な情報を表示できるアウディ バーチャル コックピットを標準装備する。
クワトロシステムは、コンパクトかつ軽量な電子油圧制御式の多板クラッチをプロペラシャフトの後部に配置することで、前後重量配分を最適化。アウディドライブセレクトと協調制御することで、緻密な制御を実現する。シャシーには4リンク式リヤサスペンションを採用し、ダイナミックで正確なハンドリングを実現。また電子制御可変ダンパーであるアウディマグネティックライドを標準装備、アウディドライブセレクトを介して減衰特性を変化させることができる。