FCAジャパンは、アルファロメオの高性能スポーツサルーン『ジュリア』を10月14日より発売する。価格は446万円~1132万円。
パワーユニットは、最高出力200psを発生する2リットル直列4気筒ターボと280psの高出力バージョン、510psの高出力と気筒休止システムによる高効率化を両立した2.9リットルV6ツインターボの3種類が用意。トランスミッションは全車8速ATとの組み合わせ。シャシーは新設計のFRアーキテクチャーをベースに軽量素材を多用することで、50:50の理想的な前後重量配分と卓越したパワーウェイトレシオを実現。さらにボディ底面のフラッシュサーフェイス化や、統合型ブレーキシステム(IBS)、アルミ製ALFA LINKサスペンションを全車に標準装備する。
外観はスピード感にあふれたデザインを取り入れ、ライト周りはLEDデイタイムランニングライトやLEDテールランプにより、新時代にふさわしい意匠を表現。さらにフロントの短いオーバーハングによって、操縦安定性の向上と安定感あるフォルムを実現した。インテリアは全車レザーシート仕様で、後席には広大な居住空間を確保。車載インフォテインメントシステム「コネクトシステム」は、さまざまなコンテンツを8.8インチ大型センターディスプレイに表示し、ロータリーパッドで直感的な操作ができる。
標準グレードの「ジュリア」(受注生産)は、最高出力200psの2リットル直列4気筒ターボエンジン(200ps)と8速ATが組み合わせでスポーティかつ上質な走りや快適性を実現。バイキセノンヘッドライトや17インチアロイホイール、レザーシート、6ウェイパワーシートなどを標準装備する。
ラグジュアリーグレードの「ジュリア スーパー」は、パワートレインはジュリアと共通で、足回りには18インチアロイホイールを装備する。インテリアはプレミアムレザーシート、ステッチ付のレザーインストルメントパネル/ドアパネル、ウォールナット/グレイオークのウッドパネルなどによりワンランク上の上質感を追求。さらにハーマン/カードン製プレミアムオーディオシステムを装備する。
スポーティグレードの「ジュリア ヴェローチェ」は唯一の左ハンドル仕様。2リットル直列4気筒ターボは最高出力280psの高性能バージョンを搭載する。さらにシリーズで唯一、四輪駆動システムを採用し、あらゆる環境下で安定した操縦安定性を発揮。専用バンパーや18インチアロイホイール、スポーツレザーシート、アルミインテリアパネルなどにより、スポーティ感を高めているほか、パワーアップに伴いブレーキ性能も強化している。
最上位モデルの「ジュリア クアドリフォリオ」は、最高出力510psを発生する2.9リットルV6ツインターボを搭載する。0-100km/h加速3.9秒、最高速度は307km/h、2016年にはニュルブルクリンク北コースで当時の4ドアセダン世界最速記録を樹立。アクティブエアロスプリッターやトルクベクタリング、前後異サイズの19インチワイドタイヤ、大型化したブレーキシステムなどに加え、カーボンエンジンフードやカーボンルーフパネルを採用することで、3.0kg/hp未満という世界トップレベルのパワーウェイトレシオを実現している。
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