賢い購入のためにこれだけは知っておきたい
その1) クルマのことをよく知って賢く売買
新車 と 中古車 の違いは?
メーカーが製造してすぐにユーザーに販売される「新車」は、同じモデルであれば必ず同じ品質であり、メーカーがそれを保証しています。購入時に値引きの差はありますが、基本的には価格も同一です。「同じモノがたくさんある」のが新車なのです。
一方、中古車は新車と違い品質に差がある中古品です。従って以前のオーナーの乗り方でそのコンディションが1台1台全く変わります。同じモデルであっても走行距離が違う、それまでに施されてきたメンテナンスが違う、ボディのヤレ具合(ヘタリ具合)だって違います。つまり、1台ずつ全てコンディションが異なるのです「同じモノが2台とない」のが中古車です。
これは、手に入れるにあたって 中古車には一定のリスクがある ことを意味します。しかし、賢い買い方をすれば、逆に割安でお得をする買い物ができる可能性があるということでもあります。

ほかにも新車と中古車にはいくつか違いがあります。新車ではラインアップの中から色や装備を自由に選ぶことができますが、中古車はそうはいきません。購入時に「オプションの自動ブレーキを付けて」なんて言っても無理で、自動ブレーキが欲しいなら、それが装備されている中古車を探さなければなりません。
一方、中古車はすぐに手に入る(納車される)というメリットがあります。人気が高い新車の購入では、数ヶ月から1年近くも待たされることもありますが、中古車はすでに現物があるのですから待たされることはありません。通常は1~2週間程度、場合によっては、購入を決めたその場で乗って帰ることも可能だったりします。
さらに、中古車は車両価格以外のいわゆる諸費用といわれるものが新車より安くなるというメリットもあります。例えば自動車の購入時には取得税(http://annai-center.com/documents/syutokuzei.php) を払わなければなりませんが、中古車は新車より低額か、あるいは不要です。また、新車は必ず販売店が販売しますので、絶対に8%の消費税を払わなければなりません。しかし、中古車であれば個人売買が可能であり、個人売買なら消費税は不要です。100万円の車両なら8万円もの差が出るわけで、これは大きいことではないでしょうか。