◎10・15モード ・・・・・・GVW=車両総重量
日本において、現在採用されている排出ガス量を測定する試験モードをいい、GVW3.5t以下のガソリン、LPG車、および、GVW2.5t以下のディーゼル車の排出ガス規制に採用されている試験法をいう。10・15モードは1991年から採用され、クルマの市街地走行を代表する従来の走行パターン(10モード、最高速度40km/h)に高速走行を代表する走行/\ターン(15モード、最高速度70km/h)を加えた走行モードである。10・15モードによる試験は、クルマをシャシーダイナモメーター上にセットし、エンジンが暖機されたされた状態で行われます。
◎13モード ・・・・・・・ 車両総重量(GVW)3.5t超の貨物自動車(トラック・バス等)
日本において現在採用されている重量車の排出ガス量を測定する試験モードで、13の定常モードからなる試験法のことを指します。13モードによる試験は、試験するクルマのエンジンをエンジンダイナモメーター上にセットし、エンジンが暖機された状態から試験を開始して一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの排出量を測定し、g/kWhの単位に算出するものである。13モードは、ガソリン・LPG車に対して、1992年からGVW2.5tを超えるクルマを対象の試験法に採用されたが、2000年からは対象車がGVW3.5tを超えるクルマに変更された。また、ディーゼル車に対しては、1994年からGVW2.5tを超えるクルマの試験法に採用されています。
◎モノコック構造 ・・・・・・ モノコック(フランス語:monocoque)
シャシーフレームを車体に取り込んだ一体構造で、応力外皮構造とも呼ばれ、航空機やバスボディの技術から発達しました。卵殻の強度、剛性を理想としますが、実際のボディには前後のウインドウ、ドア、エンジンルーム、トランクルームなど大きな開口部があり、完全な卵殻構造、完全な応力外皮構造とはいえず、セミモノコック構造とも呼ばれます。軽量で全体での剛性が高く、床面が低くできるので全高、重心高も低いことや、薄板溶接構造でロボット組立てが活用でき、量産性が高いなどの特徴がある。反面、路面やエンジンからの振動、騒音には十分な対策が必要といえます。
出典:Wikipedia, Goo-net