アウディ ジャパンは高性能オープンスポーツ『R8スパイダー』をフルモデルチェンジし、受注を開始した。7月上旬より全国のアウディスポーツ店を通じて発売する。価格は2618万円。
新型R8スパイダーは、エアインテーク部にサイドブレードを装着し、ミッドシップ スポーツであることをアピール。フロントにはLEDマトリックスヘッドライトを装備、リアはLEDコンビネーションライトの間にハニカムグリルを装着することでクーペとは異なる表情を演出している。また、アルミとCFRPを組み合わせた新世代アウディ スペース フレーム(ASF)を採用することで、ねじれ剛性を50%改善した。
油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製で、開閉時間は約20秒。50km/h以下であれば走行中も操作できる。また、フレームにアルミニウムと鋳造マグネシウムを採用し、トップコンパートメントカバーをCFRP製とすることで、約44kgという軽量化を実現している。
パワートレーンは最高出力540psを引き出すV型10気筒5.2リットルエンジンと7速Sトロニックの組み合わせ。新開発のクワトロ4WDシステムへ動力を伝達し、優れた走行性能を発揮する。また、低負荷時にはエンジンの片バンクを休止させるシリンダー オンデマンド(COD)や、アクセルオフ時にエンジンを駆動系から切り離すコースティングモードも備え、高い燃費性能も実現している。
インテリアは各操作がドライバー中心に設計されたモノポストデザインを採用。メーターパネル内に設置された12.3インチのTFTディスプレイに、スピードメーターやタコメーターのほか、ナビを始めとする様々な情報を表示できるアウディ バーチャル コックピットを標準装備する。