今年で6回目となった「さいたまイタフラミーティング2017」への参加記。
会場は埼玉スタジアム2002(東駐車場)で、このイベントの象徴的建物。
ときは、11月3日。
この日は晴天に恵まれ、青空とスタジアムとのコントラストが来た者の胸を踊らせていた。
3連休の初日と久々の週末の天気に各地行楽地へ向かう中、この会場を目指す来場者はきっと生粋のイタフラ車ファンなのでであろう。
参加台数は、公式発表で「675台」と言われており、昨年の台数を上回り最多台数を記録。
抽選会が催される昼頃には、場内はイタフラ車で溢れ返っていた。もちろん、その中にはイタフラ車以外のクルマの来場も見受けられ素直にクルマを楽しむファンイベントとして定着しつつあるようだ。
この会場入り口はなだらかなスロープ状になっており、ここで続々と入場してくるイタフラ車を眺めるのもこのイベントの魅力のひとつ。受付待ちが功を奏してイタフラ車が連なっていく様子に、表情がにやけてしまっている自分がいた。
また、入場する側からすれば、逆にその底面会場全体が眼下に広がり、否応にもテンションを上げざるを得ない。これは、たまたまなのかもしれないがこのミーティングの憎い演出なのだ。
会場を散策すると、ショップテント、フリマなど見るに十分。
これを目当てにくる方も多いのであろう。
地元ショップが多数出店されていることもあり、馴染みのショップとの顔合わせも楽しい。各テント下ではいつも人で溢れていることを見ると、「ショップ」と「カスタマー」がより親密に計れる機会がもっと必要なのかもしれないと感じるほど。
場内は無駄に車種ごとや国別に仕分けらてていないのが見ていて飽きない。
これがきれいに整頓されていたらこのイベントの魅力は半減されるだろう。この混沌と対比がどうにもたまらないのだ。
昼頃には大抽選会が催されている。
100組ぐらいに渡った景品の中には、協賛ショップならではのものがあり、Tシャツから溶剤、オイル、そしてEg洗浄チケットまでバラエティに富んだ景品群に参加者の目は真剣そのもの。番号を呼ばれてガッツポーズをした人も見受けられれたが頷ける。
また、今年は「さいたまイタフラ賞(イタリア車・フランス車各1台選出)」のほかに「ユニルオパール賞」も新設され、各賞の副賞には協賛のユニルオパールからフランスはソミュールワインが与えられ場内を沸かせていた。
ワインと言えば、カエルナライタフラブースでも輪投げの1等に「ワイン」があり、何人かがそのワインを嬉しげに持って話していたのを記憶している。
この日は11月とは思えないぐらい暑い日で、会場の熱気を表現しているようだった。
この時期はイベントも多く、重なる機会もあるだろうが「今日1日をとことん楽しむ!」が意義かのようにイベント終了時間まで多くの来場者が居残っていた。
夕暮れの佇まいに表情を変えるその様をまた愛おしそうに眺めるイタフラオーナーたち。
仲間との別れを名残惜しみながら、会場を後にした。
クルマが好きで、イタフラ車が好きでたまらない人達の溜まり場として…また来年もこの地を訪ねたい。
(写真提供:さいたまイタフラミーティング実行委員会)