これから寒くなると(特に老体には)シートヒーターは重宝します。
ただCoupeのシートヒーターは、ちょっと熱過ぎじゃないの?って感じでフランス人の
ケツの皮はどれだけ厚いのか?と思ってしまいます。
なのでスイッチを ON-OFF するローテクというか原始的な手動制御をしてきましたが、
ヒーターの断線を機に修理とプチ改造しました。
写真は座面の新旧ヒーターで、焼け焦げて穴があいていました。
背中のヒーターは無事だったのですが、Coupeに限らず Peugeot車のシートヒーターの
回路はちょっと???で、座面と背中のヒーターが「直列」につながっています。
だから片方が断線すると正常な方も電気が流れなくなります。
日本人的な発想なら「並列」でしょ?、片方が断線してももう片方は暖まる。
確率的には座面の方が早く逝くと思うので、背中だけでも暖まれば腰痛持ちは救われる!
シート表皮脱着の写真は、作業に熱中して撮り忘れてしまいました。
表皮の脱着は思ったほど難しくはなかったのですが、一番大変だったのはあの重いシートを
あの狭い所から出し入れする事で、暫く腰痛の日々!
ヒーターは直りましたが、あの熱さでは ケツアツが上がってしまうのでプチ改造をしました。
Coupeのシートヒータの電流値を測ってみると 7A程・・・・これ84W!デカ過ぎです。
国産の後付のシートヒーターは50W程度なので1.6倍!
フランス人のケツの皮は日本人の1.6倍か~
ということで、日本人に合った容量と快適性を求めて間欠制御を目標にDC-DCコンバーター
+タイマー回路・・・・と考えだしたら突然閃いて原始的な抵抗とサーモSWで、抵抗が熱く
なったらサーモSWで切れる・暫くするとサーモSWがまたONになり温める・・・・・的な
1960年代の回路が受けるかも・・・と 早速作り始めて小さなアルミボックスに回路を入れ
シートの下に取り付けました。
写真は標準(84W)と小容量間欠制御のポジション切り替えSWです。
ヒーター起動時の立ち上がりを早くしたい時は 標準 にして、普段は間欠制御で使います。
SWの納まりがメーカー標準みたいでしょ?