先日のFBMでCoupe乗りにとって、最大の関心事がZF 4HP20の余命でした。
私は過去V6を2台経験しており、共に130,000Km走っても問題がなかったことから、
ZFは壊れないと信じておりました。
しかし昨日きーさんのブログにAT不調の記事が書かれており、考えてみれば過去の
V6はATFを交換していたのに、今のCoupeは取説に無交換と記されていることに甘え、
75,000Km・10年交換していない事が問題だと改めて思いました。
先日、東京の大貫自動車を訪ねて社長さんとお話をさせていただきました。
(大貫自動車はかつてPGの下請けで、AL4を専門にメンテナンスしていた会社)
その内容を要約すると
①PGのZF4HP20はメルセデスのZFと違ってクラッチの摩耗は無いと言ってもいい。
②ギヤ等もダメージを受けたものは稀。
③クラッチが減らないというのは油圧管理がちゃんとしてるから。
④なのでオーバーホールと言っても全部新品にする必要はない。
⑤今まで修理したところでは、ほとんどが油圧制御系(バルブ)の修理で直る。
⑥問題はPGからZFの部品が出ない!(出せない)ので、メルセデスの方から調達する。
⑧だからミッションNo等現物の確認が必要。
⑨パーツがそろえば修理期間は1週間くらい。
⑩費用は全部換えれば50万か60万かもしれないが、PGのZFは全交換はないので半分位?。
⑪ミッション単体で送られてくることもあるが、出来れば現車を見て修理・微調整したい。
⑫日頃のオイル管理してればそんな大きな故障にはならない。
そういう訳で、10年・75,000Kmの無責任さを痛感しつつATF交換をしました。
以前のV6は適当にガレージでやっていたのですが、交換しながらのランニングも必要で、
何より今の4HP20の給油位置が後方に変わり、ガレージのジャッキと馬ではちょっと・・・
ということで、ディーラーにお願いしました。
初抜きのドレインオイルは養命酒のような色でしたが透明度は残っていました。
ランニングして2回目のドレインオイルは養命酒と新品の中間位に。
それで3回目を補給して合計9Lほどの交換にしました。
交換後の印象ですが・・・大して変わりません。
厳密にいえば信号で止まる寸前のギヤダウンのショック(毎回ではない)が少し減り、
ショックを感じる頻度が3割位減ったという感じでしょうか。
まあ転ばぬ先の杖で、10年放置した反省と合わせ ブログにアップいたしました。