プジョー RCZの試乗をしてきました。
そのレポートを良い点と改善してほしい点に分けて、報告します。
※感想はあくまでも私個人が感じた事なので、その点はご理解ください。
試乗車は右ハンドルの6速AT車でした。
ボディーカラーはぺルラネラブラック。
〇良い点
・内装に使われている革の質感が高い。
ステアリングやシートだけでなく、ドアトリムやダッシュボードにもあしらわれているのは贅沢でよいです。
・心地よいエンジンサウンド。
アイドリングでは静か。走行時は野太く聞こえ、いい音でした。
・コーナーでしっかりと踏ん張るサスペンション。
路面にグッと食いつくので、安心してコーナーへ進入できました。
・しっかりと効いてくれるブレーキ。
言うまでもなく、安心して命を預けられますね。
×改善してほしい点
・先端が見えず、高さのあるボンネット。
車両感覚がかなり掴みにくく、バンパーを擦りそうです。
・ブレーキペダルがかなり手前にセットされており、アクセルペダルからの踏み変えがしにくい。
シートを前に移動したためかもしれませんが、これはいただけないですね。
・路面の凹凸の突き上げが大きく、不快に感じる時があった。
・シフトノブについた指紋が目立ちやすい。
・対向式ワイパー。
ワイパーは2本とも同じ方向に動いてほしい。
・純正CDプレーヤーの安っぽさ。
内装の上質さに水を差している感じがします。
最近のプジョーは、顔がみんな同じになって残念でしたが、やっぱりいいメーカーだと思いました。
確かにデザインは「?」です。でも、RCZは楽しいクルマであることははっきりと伝わりました。
到底買えませんが、欲しくなっちゃいましたね。
207GTと308のMT車も興味深いです。
右ハンドル車でも充分に感じましたが、やっぱ本当に乗りたいRCZは左ハンドルのMTです。
どちらも甲乙点けがたいので、非常に悩みます。
最後にプジョー車全体に改善を望みたいのが、2シリーズと3シリーズの4速ATと燃費です。
もうさすがに4速は古いし、燃費も試験値で10~11Km台は悪いかと思います。
そして、今回試乗して強く心に残ったことがひとつあります。
ヨーロッパの自動車メーカーって独自の信念のようなものがありますよね。
プジョーでいえば猫足、BMWは直6のエンジンにこだわっているとかです。
そういった貫き通しているものがあるからこそ、ちょっとデザインが「?」でも気に入ることができたのだと思うのです。
という訳で、ヨーロッパ車からは当分離れられそうにありません
プジョーRCZの試乗レポートは以上です。