インテークパイプBOAの形状について
上記画像はNA8・NBロードスターとエリーゼ2ZZ用のインテークパイプ部分ですが、ストレート形状ではなく膨張室のような膨らみと絞りが設けられています。
この形状である理由は理論解説1弾にあった理論③④⑤⑧⑨を主に利用しています。
エンジンに吸い込まれる空気は連続した流れではなく断続的な流れ、脈動となっています。
つまり、空気に運動エネルギーを与えて移動させる力は断続的にしか働いていないのです。
この力を有効に空気の運動エネルギーに変換させるため、また、高負荷時には抵抗にならないように口径と形状を試行錯誤して完成させています。
この形状に関するアイデアは既に特許出願済みです。
高い運動エネルギーを与えられた空気は、その大きな質量から殆んど減衰することなくエンジンに到達し、吸入空気量の増加をもたらすのです。
解り易い実験として、でんじろう先生の空気砲があります。