エンジンオイルの交換で、オイルは「上」・「下」どちらから抜くのが良いか
考えたことはありませんか?
バキュームチェンジャーで「上」抜きすれば、ジャッキアップなど面倒な作業は
無くなりますが、完全にオイルが抜けるのか? またパンに堆積した異物などを
抜き取れるのか? これが心配で私は長い間「下」抜きが正解と考えていました。
しかし数年前の悲しい出来事で、「どちらでもいいんじゃないの~」と考える
ようになりました。
その出来事とは、Coupeのオイルレベルゲージを抜いたところ、先端部分4cmが
折れて無くなっていました。
つまりタイタニック号の様に、先端は暗いオイルパンの海に沈んだ!
この救出作戦でオイルパンを外すことになりました。
写真は取外したオイルパンです。
オイルが残っています! ドレインボルト周辺が盛り上がって(ボルト破損防止)
いるので、これでは完全に抜けないし堆積物もそのまま(実際には無かったけど)
なのですね!
なお、パンの内部は黒い塗装で防錆塗装かと思ったのですが、外側の黒い塗装と
同じものだったので、もしも塗膜が剥がれてエンジン内部に・・・・なんてまた
心配になったので、塗装は完全に剥がし鉄板むき出しにしてから組みつけました。
この写真はパンを外したクランクケース側ですが、レベルゲージのガイドパイプ
がこのようにパンの底に向かっています。
上抜きの場合は、このガイドパイプにチューブを挿入するので、パン底まで抜ける
ことになります。
つまりPeugeotのV6エンジンの場合は、上から抜いた方が良いかもしれないし
406Sportはパンの下側面から抜けるので、下から抜いた方が良いかも・・・
まあ どちらでも大して変わらないんじゃないの~ ということになりました。
因みに、最近はオイル交換のインターバルを長く取るようになっていますが、
私はどうも心配で、3,000~5,000Km 半年 位をめどに交換しています。
オイルは昔から大好きなカストロールXF-08(4L 缶で2,000円位)です。
どんな高級なオイルでも高温下では劣化(色ではなく臭いで判断)しますから、
早めの交換というのが良いと思います。