フランス車乗りの方々、欧州車オーナーの諸君Norautoという言葉を聞いたことはあるだろうか?もしも知っていたらあなたはフランス車のカーグッズにちょっと詳しいといえるかもしれない。このNorauto、実はフランスのオートバックスともいえる存在なのだ。
つまり自動車雑貨全般バッテリーや洗車グッズはもちろんタイヤやチューニングパーツさえもそろうこともある。
ちょっと興味がわいてきたかね?じゃあもうひとつ。日本ではあまりなじみのないグッズがこれだ。何だかわかるかな?うん、わからん?そうだろう。実はこれは交通事故の際に役立つものなんだ。まあそれはこの後話すとして何が言いたいのかといえば日本車ならオートバックスでもいいと思うが、せっかくフランス車に乗っているのだから、そのケアに使うモノもフランス製を使ってみてはどうだろうという話なのだ。そう日本人ならコメを食え、イタリア人ならパスタを食べ、フランス人ならパンだろパンとそんなことが言ってみたいわけだ。そうそう自己紹介がまだだった。吾輩はト・リアエーズ=ヤッテミル・キモダ。フランス車のグッズを研究しているものだ。
さあ、そんなわけで早速さっきの交通事故お役立ちグッズを紹介していこう。ただまあ、見ての通りすべてがフランス語表記なのだよ。困ったことに吾輩フランス語がさっぱりわからない。したがって吾輩には読むことができないわけだ。そしてそれは多くの人にとっても読めない。どこかの拡大鏡を使っても読めなぁい!美人のお姉さんのお尻で踏んでもらっても読めなぁい!のだよ。
中身はざっとこんな感じじゃ。どうやらフランスでは事故の際にはこうして自分で報告書を作成して提出するようじゃな。キチンと青と黄色でぶつかった同志が書けるようになっておる。しかし、これでは先ほど言った通りさっぱりわからんのじゃ。仕方がないので早速翻訳してみるのだ、我が相棒にして助手のボンジュールエキサイト1号よ。答えを出してくれ。
右側の説明書には「書き換えによる利益の維持。あなたの友好の声明正しく」とある。まあ、よくはわからんがこれで書くといいんだぞということが言いたいのだろう。細かい説明には「あなたが知っておくべきこと」まあ、そうじゃろうなこれからが本当の説明だろう。なになに?「友好的な報告書は法的文書である。それは事故でそれぞれの責任を決定し、interessesの公正な計算を保証することができます」うん、まあ予想はしとったが案の定エセ外人のようなポンコツな答えだったな。まあ、要するにこれは事故の詳細をチェック方式で書き込んで下の真ん中にある余白のような部分に図で書くということなのだろう。事故状況を図で示すためのテンプレートというわけだ。
こうして必要な事柄を当てはめて描けばこの通り。うん、絵のヘタな吾輩でもこれなら楽だ。
余談じゃが、この事故報告用紙には表紙のようになっている部分にわざわざ「怒るなよ、礼儀を保つ落ち着いて」とまるで俳句のような一文が書いてあるが、フランス人はこうまで書いておかないと暴れる人種なのかのう。さすがはデモで焼き討ちを行うお国柄じゃ。
とまあ、こうしたグッズを紐解いていくのだが、
・・・実はそのNorautoから段ボールが届いておってな、これからこの中身を全部ボンジュールのヤツと調べねばならんのかと思うと気が滅入っとる。そんなわけで続きは次回じゃ。