Coupeと208のHIDは共に10年前のアポロンの製品です。
バラストとイグナイター共に今までトラブルも無く、さすが国産のクオリティー
だと思いますが、さすがに10年・70,000Km以上になりちょっと暗くなったかな?
と感じてきました。
バルブの寿命は2,000時間と言われており、この70,000Kmのうち何時間点いていた
のかわかりませんが、バルブのみ交換しよう思いました。
ところが、アポロン製だと・・・1本13,000円!2本要るので26,000円!!
今時10,000円以下で売ってるHIDキットもあるのに、この値段設定はどうよ?
と思い、安いバルブを探してみました。
安い物だと1,000円以下の物もありますが、たぶん色温度もUVカットも危ない
だろうし・・ということで色々探した結果、スフィアの交換バルブにしました。
2本で4,500円、バルブ本体はフィリップスなので大丈夫だろう・・・・
70,000Km使用したアポロン製のバルブは放電エリヤが酸化物で汚れています。
右写真はスフィアのバルブですが、コネクター形状が違うので交換が必要です。
スフィアではコネクター単体も販売していますが・・・・
しかし、じっくり考えてアポロンでいく事にしました。
理由は、スフィアのケーブルが気に入らない!
アポロンのケーブルは高圧側にシリコン被覆の耐圧(20KV)仕様・低圧側は普通の
ケーブルを使用していますが、スフィアは両方共に同じケーブルです。
もちろん高圧対応だとは思うのですが、スペック不明なのが中華の証!
何より生産性向上のために共用するというような考え方は、特に趣味の世界では
許されないと(勝手に)思っています。
高圧と低圧で明確にスペックを分ける・・こういう考え方が重要で、今の日本が
忘れている事です。(頑固爺化してきたかも)
スフィアのケーブルを切断して、アポロンのケーブルと接続です。
高圧側はリークが心配なので、シリコン被覆をコネクター側にたぐり寄せてから
ハンダ付けし、その後シリコン被覆を戻し接続部分を覆うようにして、その上か
らシュリンクチューブで被覆しました。
作業完了後は やはり明るい!
今回の作業でちょっと認識を新たにしたことが 色温度の 変化 です。
新しいバルブは黄色味を帯びていたので欠陥品かと思ったのですが、10年前の
記憶を辿ると確かに黄色味を帯びていた、というか 白が嫌で4,300Kを選んだ
事を思いだしました。
点灯時間と共に光量が減り、色温度は下がる(白→黄色)と思っていたのですが
色温度は上がるようで、暗さが気になりだしてからの色は白くなっていました。
少しずつ変化していくので、なかなかわかり難い部分です。