源平の合戦で海に浮かぶ平家の小船に掲げた扇の的を打ち落とした弓の名手 那須与一は
現在の那須から少し離れた大田原市近郊に生まれ育ったと言い伝えられていて
周辺には那須一族とのゆかり深さを感じさせる社寺仏閣が多く残されています。
まずは道の駅 那須与一の郷に併設される与一伝承館で伝説の一端を覘いてみます。
伝承館内の扇の的劇場では 屋島合戦での那須与一の活躍ぶりを観劇。
琵琶法師による琵琶の音と語りから始まるこの劇は
平家物語で伝えられている通り源義経が四国屋島に陣を構える平家を背後から攻めたて
慌てた平家が海に逃れて源氏と対峙することになった場面からスタート。
沖から扇を竿につけ源氏に向けて射落としてみよと挑発する平家の姫。。。
与一が義経に弓で扇を射つことを命じられ葛藤に打ち勝って見事扇を射切るまでの一部始終を
からくり人形風のロボットとワイドスクリーンの映像が伝えます。
そんな伝承館の裏手に建っているのは那須家代々の氏神である那須神社。
社に祭られ崇拝信仰されてきた金丸八幡宮が現世までこの地の安息を見守っています。
ほんの僅かな時間でしたが知っていそうで知らなかった与一の生きた時代を感じられました。
それではっ!