竹灯篭が造り出した優しい灯りが心に沁みる竹の宵まつりをたっぷりと楽しませてもらった後は
集落の中心を貫く湯西川の川沿いに沿って上流に進み 次のイベントが開催される会場を目指します。
両岸のイルミネーションが川面に反射して 夜の湯西川を涼やかに染め上げているこの会場で行われるのは
いのり星と呼ばれるLEDを使った光の球を放流して湯西川を天の川に変身させるイベント かわあかり。
イベント開始時刻が近づくと それまでライトアップされていた湯西川の両岸のイルミネーションが一斉に消され
真っ暗になった会場めがけて 上流から渓を照らしながら夥しい数の光が流れ下ってきました。
無数の光の球が渓流の複雑な流れを受けて下るさまは まさに天に浮かぶ天の川のよう。
暗黒の湯西川といのり星が造り出す世界は 渓谷の自然の力と人工の灯りの融合ではありますが
水面に浮かぶ無数のいのり星は 意思を持ったようにひとつひとつ違った光跡を刻み込んでいきます。
僅か30分程の短い時間で いのり星が上流から流れに沿って下っていくだけの単純なイベントですが
会場にいた誰しもが心を奪われ 見る者を引き込む美しくも儚い不思議な世界観を表現していました。
このイベントを最後に帰路につきますが 途中の鬼怒川温泉では夏の夜空を飾る大輪の花も。。。
しっかりと最後におまけまでついて 充実した一夜が楽しめました。
それではっ!