葡萄の産地として名高い甲州ですが 中でも甲府盆地の東の外れの丘陵地帯には一面に葡萄畑が広がって
いまの時期は葡萄狩りや店頭販売で葡萄農家がもっとも活気付く季節。
一生懸命手招きをする売り子のお姉さん達を振り切って駆け上がった先はぶどうの丘。
ここ勝沼では葡萄づくり1200年もの歴史を持ち 在来種である甲州葡萄の生産をはじめ
食用以外の2次利用として 国内ワイン総生産量の半分を勝沼のワイナリー30社で生産しています。
このぶどうの丘のてっぺんにある建物にはビッシリとワインが並ぶフロアーとその地下にワインカーブがあり
試飲をしながら自分好みのワインを選ぶことができます。
残念ながら車の運転があるのでトライすることができませんでしたが 美味しそうな1本を手に入れました。
ひんやりと冷たいワインカーブから這い上がると眩しい日差しの太陽が待ち構えていましたが
上空を見上げれば 青空に広がる雲にはもう秋の気配が感じられます。
このぶどうの丘を一気に駆け下りて こぼれる木漏れ日を浴びながらたわわに実った葡萄を手に入れます。
どれもとっても魅力的で瑞々しい葡萄達の中から選んだのは 初めて目にする藤稔(ふじみのり)という品種。
まるで黒い宝石のように大振りな一粒一粒が口の中一杯に甘い果汁を満たしてくれる極上の瞬間。
とっても暑い甲府盆地が育んだ山梨の夏の味覚 しっかりといただきました。
それではっ!