すっかりブログの更新が途絶えてしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は昨年と違って模型誌の作例の仕事がぱたっと途絶えてしまったところですが、
今月発売のモデルカーズの為に久しぶりに仕事をいただきました。
巻頭特集の「いつかは作りたかったセドグロ・クラウン」に使用します、
アオシマ1/24スケールの430セドリックハードトップを担当させていただきました。
どうも、再現したグレードではボディサイドの下側は全面シルバーだそうで。
皆さん作るときは気ぃ付けなはれや!
この平成の世にアオシマさんから新金型で430セドリック&グロリアセダンが
発売された記念の特集でございます。
編集部からの指示として、キットが再現している後期型から前期型に改めるとともに、
実車と比べてボディ寸法等が異なる部分を徹底改修(?)させていただきました。
前から見た図。左(白ボディ)が改修後、右(茶ボディ)が改修前でございます。
こちらは後ろから。
キットは先代のセドリックのシャシーを流用しているせいで、
それに合わせる為にボディが正面から見ると台形状のシルエットを描きます。
それを長方形になるように形状を修正しました。
上が改修前、下が改修後
トランクが実車より短いため、プラ板にて3㎜延長。
また前後ドアの大きさが前方に向かって詰まったような寸法になっていましたので、
キットのモールドを一旦埋め、スジボリ堂のタガネで正確な位置に彫り直しました。
その他前後のバンパーは作り直し(フロントバンパーはセダンのパーツを使用)、
グリルはプラ板で新造、タイヤ&ホイールは
贅沢にもオオタキのグロリアタクシーを使用しました。
もちろん他の作例もハイレベルなものばかり。
まさにクルマ模型界の「怪獣総進撃」でございます。
皆様も本屋さんで表紙を見かけたら是非お手に取りレジにダッシュをお願いします。
製作の基となったキットはこちら