毎年3月は各地で渓流釣りが解禁して一年の始まりと春の訪れを感じる風物詩となっているのですが
昨年は3.11の影響により放射性セシウムが国の基準値を上回ったことから地元のホームグラウンドは
解禁できずに終わりました。
しかし一年間封鎖された渓は自浄再生で新しい基準値もクリアして無事に解禁を迎える事となったので
今シーズンは全魚種年券を手に入れ密かに解禁日を心待ちにすることに。。。
当日は自宅を出たのが遅く現地に着いた時には既に皆さんスタートの後と出遅れてしまいましたが
先着していた名人SさんとYさんに状況を聞くとあまり思わしくない様子。。。
そもそもこの渓の解禁時は 漁協が水槽を積んだトラックで釣り師の入っているポイントを回りながら
放流するのがならわしで 魚が渓の水温に慣れてきた頃には入れ喰いの釣り堀状態になるはずが
全くアタリも無く 見える魚の目の前に餌をチラつかせても見向きもしないどころか避けて逃げる始末だと。
百戦錬磨 手練の名手達がアレコレと考えられるだけの手を尽くしても釣れないとあっては
迷人の称号を与えられている自分など到底竿を出す気も薄れてきます。
しかし ココまで来たんだし解禁はお祭りなので取りあえずは釣り支度を始めて名人達の間に。。。
解禁とは言っても冬枯れのこの時期は渓を流れ落ちる水量も少なく水深も浅いので
渓流釣りのコンディション的にはまだまだ。
そんな中 放流魚が留まりそうな流れの緩い淀みを中心に投餌していきますが反応は無し。
餌を変え仕掛けを変え場所を変えるもウンともスンとも。。。
魚の見える淀みを諦め 止む無く流れに任せて流していくと待望のアタリ!
今日の狙いはあくまでも放流魚でしたが上がってきたのはサビて真っ黒な魚体の天然モノ。
本当に久しぶり。。。およそ二年振りにこの渓の山女魚との再会!
その後チビッ子山女魚を二尾追加したところで早々と昼食へ。
この渓に来るとついつい寄ってしまう温泉で頂いた蕎麦定食。
プラス100円で蕎麦に韮をのっけた韮蕎麦が食べられると言うのでソレを注文。
韮の甘さと蕎麦の旨味がマッチしてコレはコレでありな美味しさ。
コレを肴にお酒をチビリ。。。そして温泉に浸かってハァ極楽ってパターンが最高なんですが
車じゃそうもいきません。
食事の後も再び渓に潜り込みアレやコレやと粘ってみますが午前中と変わらぬ状況に諦めムード全開。
何よりも頭上にたわわに実った真っ赤な杉花粉が風に揺れ出し始めましたので。。。早々退散します。
ウォ~目が痒い~
それではっ!